式でオブジェクトまたはオブジェクトのプロパティを参照する
オブジェクトまたはそのプロパティを参照するのに、式で識別子を使用できます。たとえば、開いているフォーム、開いているレポート、開いているフォームやレポートのコントロール、またはフォーム、レポート、コントロールのいずれかのプロパティを参照できます。次の識別子では、コントロールの "Visible/可視" プロパティが参照されます。
Reports![納品書]![出荷先名].Visible
オブジェクトまたはプロパティの完全な識別子は、アイテム間の関係を示しています。この識別子は、次のことを示します。
- Reports は、データベースの中で開いているレポートのコレクションが参照されます。Access で、データベースごとに Forms コレクションおよび Reports コレクションが自動的に作成されます。Forms コレクションは、すべての開いているフォームで構成されます。また、Reports コレクションはすべての開いているレポートで構成されます。
- [納品書] は、Reports コレクションの [納品書] レポートが参照されます。
- [出荷先名] は、[納品書] レポートの [出荷先名] コントロールが参照されます。
- Visible では、[出荷先名] コントロールの "Visible/可視" プロパティが参照されます。
オブジェクトまたはプロパティを参照する場合、完全な識別子を使用することをお勧めします。場合によっては、完全な識別子が必要なこともあります。たとえば、カレント フォームまたはカレント レポート以外のフォームまたはレポートのコントロールを参照するのには、完全な識別子を入力する必要があります。次の式では、[受注] フォームの [小計] および [運送料] コントロールの値の合計を別のフォームのコントロールに表示します。
= Forms![受注]![小計] + Forms![受注]![運送料]
次の場合には、完全な識別子を指定しなくてもコントロールまたはそのプロパティを参照できます。
- カレント フォームまたはカレント レポートのコントロールを参照する場合、フォームまたはレポートの識別子を指定する必要はありません。たとえば、同じフォームの別のコントロールで [小計] および [運送料] コントロールの値の合計を表示するには、コントロールの "ControlSource/コントロールソース" プロパティを次のように設定します。
= [小計] + [運送料]
- サブフォームまたはサブレポートのコントロールを参照する場合、Form または Report プロパティを使用して、フォームまたはレポートの完全な識別子を指定する必要はありません。たとえば、次の識別子を使用し、[受注サブフォーム] サブフォームの [商品] コントロールを参照します。
Forms![受注]![受注サブフォーム]![商品]
[商品] コントロールの完全な識別子は、次のようになります。
Forms![受注]![受注サブフォーム].Form![商品]
- マクロまたはアクションの引数には、マクロが実行されているフォームまたはレポートの識別子を指定する必要はありません。たとえば、フォームのイベント プロパティにマクロの名前を設定した場合、フォームの識別子を指定しなくても、マクロの [条件] 列またはアクションの引数でフォームのコントロールを参照できます。
- Visual Basic プロシージャで、カレント フォームまたはカレント レポートのコントロールを参照するのに、完全な識別子ではなくキーワード Me を使用できます。たとえば、フォームの [小計] および [運送料] コントロールの値の合計を、フォームのイベント プロシージャの変数 OrderTotal のいずれかに割り当てる場合、次のステートメントをイベント プロシージャに追加します。
OrderTotal = Me![小計] + Me![運送料]
メモ
式で ! およびドット (.) 演算子を使用する方法については、
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式でフォーム、レポート、サブフォーム、またはサブレポートを参照する方法の詳細については、
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式でコントロールまたはプロパティの値を参照する方法の詳細については、
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