Accessでお仕事 "Format/書式" プロパティ ― テキスト型とメモ型

"Format/書式" プロパティ ― テキスト型とメモ型

特殊な書式指定文字を使用して、テキスト型フィールドとメモ型フィールドのカスタム書式を作成できます。

設定値

テキスト型とメモ型を定義するには、次の書式指定文字を使用します。

文字 説明
@ 文字が存在する場合はその文字を、文字が存在しない場合は空白を表示します。
& 文字が存在する場合はその文字を表示し、文字が存在しない場合は何も表示しません。
< すべて小文字にします (アルファベットのみ)。
> すべて大文字にします (アルファベットのみ)。
"Format/書式" プロパティ ― テキスト型とメモ型の使用例

カスタム書式では、1 〜 2 つのセクションを使用できます。各セクションには、フィールド内の異なるデータに対する書式を指定します。

セクション 説明
1 テキストのあるフィールドの書式
2 長さ 0 の文字列の値のフィールドと Null 値のフィールドの書式

たとえば、フィールドに値が入力されていない場合に "None" と表示されるテキスト ボックス コントロールを作成するとします。この場合、テキスト ボックス コントロールの "Format/書式" プロパティに @;"None" というカスタム書式を指定します。1 番目のセクションに @ が指定されているので、フィールドのテキストが表示されます。 2 番目のセクションには、"None" が指定されているので、フィールドにテキストがないか、またはフィールドに Null 値がある場合は "None" と表示されます。

メモ   Format 関数を使って長さ 0 の文字列と Null 値の別の文字列を取得したり、"Format/書式" プロパティを使ってフォームまたはレポートでテーブルのデータシート ビューまたはコントロールのフィールドの書式を自動的に設定できます。