Access で、クエリ ウィンドウの SQL ビューで作業する場合、フィールド名 (field1、field2) がデータシート ビューの列見出しとして使用されます。データシートの列に別の列見出しを表示するには、予約語 AS を使います。予約語 AS を使う場合は、引数 alias1、alias2 にデータシート ビューに表示する列名を指定します。AS 句を使った結果は、クエリのデザイン ビューのフィールド プロパティ シートで "Alias/別名" プロパティを設定した結果と同じです。
次の使用例では、作成されるデータシートの列見出しを "誕生日" に設定します。
SELECT [BirthDate] AS
誕生日FROM
社員;
あいまいなフィールド名や重複するフィールド名を返すクエリ、または集計関数を使うクエリの場合は、フィールドに別の名前を指定するために AS 句を使う必要があります。次の使用例では、データシート ビューで "社員数" という列見出しを使用します。
SELECT COUNT([
社員コード]) AS
社員数FROM
社員;
Visual Basic コードでデータ アクセス オブジェクト (DAO) を操作する場合、引数 field1、field2 は、クエリから返された Recordset オブジェクトの Field オブジェクトの名前になります。予約語 AS を指定した場合、引数 alias1、alias2 は、作成される Recordset オブジェクトの Field オブジェクトの名前として返される列見出しになります。