SQL 集計関数では、文字列式の引数を指定してフィールドの値に関する計算を実行できます。たとえば、フィールドの値に小数を掛けることにより、追加料金や消費税などの歩合値を求めることができます。
フィールドの計算の例を次の表に示します。この例では、サンプルの Northwind.mdb データベースにある [受注] テーブルと [受注明細] テーブルのフィールドに関する計算例を示しています。
計算値 | 例 |
---|---|
フィールドに値を加える | 運送料 + 5 |
フィールドから値を引く | 運送料 - 5 |
フィールドに値を掛ける | 単価 * 2 |
フィールドを割る | 運送料 / 2 |
フィールドどうしを加える | 在庫 + 受注単位 |
フィールドからフィールドを引く | 受注点 - 在庫 |
次の例では、Northwind.mdb データベースにあるすべての受注の平均割引額を計算します。この例では、"単価" フィールドと "割引" フィールドの値の積を計算して各受注の割引総額を計算してから、その平均値を求めています。この式は、Microsoft Visual Basic の SQL ステートメントで使用できます。
SELECT Avg(
単価 *
割引) AS
平均割引額 FROM
受注明細;
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