§ ExcelVBAでAccessデータを操作する(4) 〜 ADO編 〜

     前回(3)で、ADOを使用しての基本的な操作を行いました。で、今回はその応用編として、ExcelよりAccessへの

    データ転送及びAccessよりExcelへのデータ転送を少しお話します。

  ◎ ADO(ActiveX Data Objects)の応用(1) < Excel → Access >

 ExcelよりAccessへのデータ転送は、DAOと同じくAddNewで行います。以下にそのソース例を記します。

(( 詳細は、ADOのヘルプで確認下さい。 ))

 

 

 データベースの開閉及びテーブルの開閉を除けば、ほぼDAOの操作と同じです。

◎ ADO(ActiveX Data Objects)の応用(2) < Access → Excel  >

   Access よりExcel へのデータ転送(データのセルへの表示)は、CopyFromRecordsetメソッドを使って

  行います。以下にそのソース例を記します。(( 詳細は、ADOのヘルプで確認下さい。 )) 

   

   (5)の「テーブル情報の表示」の部分をDAO行うと、以下のようになります。

   

   (( 上記の解説は、“ExcelVBAAccessファイルを操作する(2)”に掲載しています。))

   と、まあ、ADOでは1行で済みます。すばらしい!!

   

   でぇ、“ExcelVBAAccessファイルを操作する(2)”に習って、サンプルファイルを作ってみました。

   もちろん、VBAソースはプロテクトをしておりませんので、ご自由に変更して下さい。

   

   < Excel → Access >への部分。登録ボタンを押すとデータがAccessファイルに転送されます。

                       

 

   < Access → Excel >への部分。“データの表示”ボタンを押すとAccessデータが表示されます。

   サンプルのダウンロードは、この下のAdoSamp.lhzをクリックして下さい。

   AdoSamp.lhz

 

   < AdoSamp.lhzの注意点 >

    圧縮ファイルAdoSamp.lhzには、以下の2っのファイルが入っています。

      (1) 住所録.xls      →  ADOを操作するExcelファイル( 本体 )

      (2) SampDB.mdb    →  ADOで操作されるAccessファイル( データベース )

    (1)のところで、接続するデータベースのPATHを“C:¥My Documents¥SampDB.mdb”としています。

    ですから、(2)のファイルを上記PATHへコピーして下さい。それがイヤなら、設定PATHをあなたの好きな

    通りに変更して下さい。

    (注)尚、上記2ファイルはExcel2002とAccess2002で作成しております。それ以前のバージョンでの動作

       確認はしておりません。 

 

    最後に、私自身としてはADOよりDAOの方が扱い易いと思っています。それは、私がExcelVBAを始めた頃の

    ExcelにはADOという機能なかったからです。でも、ExcelでAccessファイルを操作するだけならDAOで十分で

    す。ですが、操作対象をSQLSeverOracleもとお考えなら、ADOを使って下さい。また、Webの方でVBScript

    やASPをやってみたいと思っているなら、ADOは必須です。

 

    まだまだ皆さんにお伝えしたいことは山ほどありますが、今回はこれにて終了させて頂きます。

    << 追伸 >>

    「 ADO(ActiveX Data Objects)の応用(2) < Access → Excel  > 」のソース例のところで、

    (5)がWorksheets(“表示”).Range(“A2”).CopyFormRecordset Rs となっていますが、これは

    CopyFromRecordsetの誤入力です。お詫びして訂正させて頂きます。

 

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