フォーム、レポート、またはコントロールのプロパティの設定
フォーム、レポート、フォームやレポートのセクション、およびコントロールにはそれぞれプロパティがあり、プロパティの設定値を変更すると、特定のアイテムの外観や動作を変更することができます。プロパティの表示や変更は、プロパティ シート、マクロ、または Visual Basic で行います。
プロパティを設定するには
- フォームのデザイン ビューまたはレポートのデザイン ビューで、プロパティを設定するコントロール、セクション、フォーム、またはレポートを選択します。次のものが選択できます。
- 1 つまたは複数のコントロール。複数のコントロールを選択するには、Shift キーを押しながらコントロールをクリックするか、またはマウスをクリックしてからドラッグして目的のコントロールを囲みます。複数のコントロールを選択した場合は、各コントロールで共通のプロパティのみが表示されます。
- 1 つのセクション。目的のセクションのセクション セレクタをクリックして選択します。
- フォーム全体またはレポート全体。フォームまたはレポートの左上隅のフォーム セレクタまたはレポート セレクタをクリックして選択します。
- オブジェクトまたはセクションをマウスの右ボタンでクリックし、ショートカット メニューの [プロパティ] をクリックするか、またはツールバーの (プロパティ) をクリックして、プロパティ シートを表示します。
- 値を設定するプロパティをクリックし、次のいずれかの操作を行います。
- プロパティ ボックスで、適切な設定値または式を入力します。
- プロパティ ボックスに矢印が含まれる場合はその矢印をクリックし、表示された一覧から値を選択します。
- プロパティ ボックスの右側に (ビルド) が表示されている場合は、クリックしてビルダを表示するか、ビルダを選択するダイアログ ボックスを表示します。プロパティの設定にコード ビルダ、マクロ ビルダ、またはクエリ ビルダを使うことができます。
プロパティ シートに何も表示されない場合や、設定するプロパティがプロパティ シートに見つからない場合は、「トラブルシューティング : フォームとレポートのプロパティ シート」を参照してください。
ヒント
- プロパティに式や長い設定値を入力または表示するときに、[ズーム] ウィンドウを使用できます。[ズーム] ボックスを表示するには、プロパティ シートのプロパティ ボックスをクリックします。次に、Shift + F2 キーを押すか、マウスの右ボタンをクリックして表示されるショートカット メニューの [ズーム] をクリックします。
- コントロールによっては、コントロール自体に "ControlSource/コントロールソース" プロパティの設定値を入力できるものもあります。詳細については、「演算コントロールを作成する」を参照してください。
- コントロールの種類ごとに既定のプロパティを変更して、作成するコントロールに別の既定値が設定されるようにすることができます。
- 連結コントロールのプロパティの設定値が、基になっているテーブルまたはクエリの対応するフィールドの設定値と一致しない場合があります。設定値が異なる場合、通常、テーブルやクエリの設定値よりも、フォームやレポートの設定値が優先されます。プロパティを継承させる方法の詳細については、「プロパティおよびプロパティの継承機能を制御する」を参照してください。