すべてのフィールドの値が重複していないレコードのみを返すかどうかを示します。クエリにあるフィールドだけでなく、データソースのすべてのフィールドの値が調べられます。
メモ "UniqueRecords/固有のレコード" プロパティは、追加クエリ、テーブル作成クエリ、および選択クエリにのみ適用されます。
設定値
"UniqueRecords/固有のレコード" プロパティの設定値は次のとおりです。
設定値 | 内容 |
---|---|
Yes はい |
重複しているレコードを返しません。 |
No いいえ |
重複しているレコードを返します。(既定値) |
"UniqueRecords/固有のレコード" プロパティは、クエリのプロパティ シート、またはクエリ ウィンドウの SQL ビューで設定できます。
メモ SQL ステートメントを使って新しいクエリを作成する場合、このプロパティを設定します。DISTINCTROW 述語は "UniqueRecords/固有のレコード" プロパティの設定に対応します。DISTINCT 述語は "UniqueValues/固有の値" プロパティの設定に対応します。
解説
一部のフィールドではなく、すべてのフィールドの値が重複するレコードを省略する場合に、"UniqueRecords/固有のレコード" プロパティを使います。フィールドの値が、他のレコードにある同じフィールドの値と異なる場合に限り、レコードは固有であるとみなされます。
"UniqueRecords/固有のレコード" プロパティは、クエリで 2 つ以上のテーブルを使って、フィールドを選択する場合にのみ有効です。クエリに含まれるテーブルが 1 つだけの場合、"UniqueRecords/固有のレコード" プロパティの設定は無視されます。
"UniqueRecords/固有のレコード" および "UniqueValues/固有の値" プロパティの両方に、[Yes/はい] を設定することはできません。たとえば、"UniqueRecords/固有のレコード" プロパティに [Yes/はい] を設定すると、"UniqueValues/固有の値" プロパティには自動的に [No/いいえ] が設定されます。ただし、これらのプロパティの両方に [No/いいえ] を設定することはできます。両方のプロパティを [No/いいえ] に設定すると、すべてのレコードが返されます。