式の評価結果によって、2 つの引数のうち 1 つを返します。
構文
IIf(expr, truepart, falsepart)
IIf 関数の構文は、次の名前付き引数から構成されます。
指定項目 | 内容 |
---|---|
expr | 必ず指定します。評価対象の式を指定します。 |
truepart | 必ず指定します。名前付き引数 expr が真 (True) の場合に返す値または式を指定します。 |
falsepart | 必ず指定します。名前付き引数 expr が偽 (False) の場合に返す値または式を指定します。 |
解説
IIf 関数では、名前付き引数 truepart または名前付き引数 falsepart のいずれか一方だけが返されますが、評価は両方の引数に対して行われます。このため、IIf 関数を使うと、予期しない結果が起きることがあります。たとえば、名前付き引数 falsepart を評価した結果 0 による除算エラーが発生する場合は、名前付き引数 expr が真 (True) であってもエラーが発生します。