INDEX 書式 1

関連項目

指定された行と列が交差する位置にあるセルの参照を返します。セル参照が複数選択となる場合は、その中から任意の領域を選択できます。

INDEX 関数には、セル範囲形式と配列形式の 2 つがあります。セル範囲形式の INDEX 関数は指定されたセルの参照を返し、配列形式の INDEX 関数は値または値の配列を返します。

書式 1

セル範囲形式

INDEX(範囲, 行番号, 列番号, 領域番号)

範囲   1 つまたは複数のセルの参照を指定します。

行番号   範囲 の中にあり、セル参照を返すセルの行位置を数値で返します。

列番号   範囲 の中にあり、セル参照を返すセルの列位置を数値で返します。

領域番号   範囲 に複数選択された領域を指定した場合、その中の 1 つの領域を数値で指定します。指定した領域の中から 行番号列番号 が交差する点にあるセルの参照が返されます。最初に選択または入力された領域の 領域番号 が 1 となり、以下、2 番目の領域は 2、3 番目の領域は 3 と続きます。領域番号 を省略すると、1であると見なされます。

たとえば、範囲 として (A1:B4,D1:E4,G1:H4) のような複数選択領域が指定されている場合、領域番号 の 1 は A1:B4、領域番号 の 2 は D1:E4、領域番号 の 3 は G1:H4 となります。

INDEX 関数 では、まず 範囲領域番号 を使って特定の範囲が選択され、次に 行番号列番号 から特定のセルが選択されます。行番号 の 1 は選択された範囲の先頭行 (上端行) を指定し、列番号 の 1 は選択された範囲の先頭列 (左端列) を指定します。INDEX 関数が返すセル参照は、行番号列番号 が交差する点にあるセルの参照となります。

行番号 または 列番号 に 0(ゼロ) を指定すると、列または行全体の参照がそれぞれ返されます。

解説

使用例

次のワークシートでは、セル範囲 A2:C6 に "フルーツ" という名前が定義されており、セル範囲 A8:C11 には "ナッツ"、またセル範囲 (A2:C6,A8:C11) には "在庫" という名前が定義されています。

INDEX(フルーツ,2,3) = セル C3 の参照 (38 という数値が入力されています)

INDEX((A1:C6,A8:C11),2,2,2) = INDEX(A8:C11,2,2) = セル B9 の参照 (497 という数値が入力されています)

SUM(INDEX(在庫,0,3,1)) = SUM(C1:C6) = 158

SUM(B2:INDEX(フルーツ,5,2))SUM(B2:B6) = 340 (SUM 関数はセル参照を利用します)