式ビルダについて
式ビルダには、次の 3 つの部分があります。
- ビルダの上の部分は式ボックスで、式を作成するところです。ビルダの下の部分を使って式の要素を作成し、作成した要素を式ボックスに貼り付けて式を作成します。式の要素を式ボックスに直接入力することもできます。
- ビルダの中央の部分は、よく使用する演算子のボタンです。演算子ボタンをクリックすると、式ボックスのカーソルが置かれている位置に演算子が挿入されます。式に使用できる演算子の一覧については、下の部分の左側のボックスで [演算子] フォルダをクリックし、中央のボックスで演算子の種類をクリックします。右側のボックスに、選択した種類のすべての演算子の一覧が表示されます。
- ビルダの下の部分には、3 つのボックスがあります。
- 左側のボックスにはフォルダの一覧が表示され、テーブル、クエリ、フォーム、レポートなどのデータベース オブジェクト、組み込み関数、ユーザー定義関数、定数、演算子、および一般的な式が表示されます。
- 中央のボックスには、左側のボックスで選択したフォルダに対応する特定の要素または要素の種類が表示されます。たとえば、左側のボックスで [組み込み関数] をクリックした場合は、Access の関数の種類の一覧が表示されます。
- 右側のボックスには、左側および中央のボックスで選択した要素に対応する値がある場合に、値の一覧が表示されます。たとえば、左側のボックスで [組み込み関数] をクリックし、中央のボックスで関数の種類をクリックした場合は、選択した種類に属する組み込み関数がすべて表示されます。
クエリのデザイン グリッド、またはマクロ条件で
式ビルダを起動する
クエリのデザイン ビューの [フィールド] セルや [抽出条件] セル、またはマクロ ウィンドウの [条件] 列で式ビルダを起動できます。
- マウスの左ボタンで、式を挿入する位置をクリックして、カーソルを位置づけます。
- ツールバーのボタンまたは、マウス右クリックのショートカット メニューの [ビルド] をクリックします。
メモ セルまたは [条件] 列で式ビルダを起動した場合、値が既に設定されているときは、その値が [式] ボックスに自動的に貼り付けられます。
該当する、関数やフィールド名を選択して貼り付けします。
(<expr>, <truepart>, <falsepart>) など、必要な引数が表示されるので、それぞれの部分をクリックして、入力していきます。
IIfは、プログラム・フローのグループに有ります。
メモ
- 式ビルダで新しいフィールド名を表示するには、まず新しいフィールドが含まれているテーブルまたはクエリを保存する必要があります。
- ビルダを起動した状況で使用できないオブジェクトまたは関数は、式ビルダの下側の部分に表示されません。たとえば、テーブルのデザイン ビューではフィールドの入力規則でその他のフィールドおよびコントロールを参照できないので、テーブル デザイン ビューでフィールドの "ValidationRule/入力規則" プロパティから式ビルダを起動した場合は、[テーブル]、[クエリ]、[フォーム]、および [レポート] フォルダは使用できず、表示されません。
- 識別子を式に貼り付ける場合、式ビルダでは、状況に応じて識別子の必要な部分だけが貼り付けられます。たとえば、[得意先] フォームのプロパティ シートから式ビルダを起動し、フォームの "Visible/可視" プロパティの識別子を式に貼り付ける場合、式ビルダでは、プロパティ名 の "Visible/可視" だけが貼り付けられます。[得意先] フォーム以外でこの式を使用する場合は、完全な識別子 (Forms![得意先].Visible) を指定する必要があります。