アウトラインプロセッサVertical Editor

 以下の特長を持った、ユニークなテキストエディタです。

  1. 縦書き表示、編集が可能です。しかも、「原稿用紙枠」まで表示可能です。
  2. 階層付きテキストをツリー表示できるので、アウトライン・プロセッサとして活用できます。
  3. ルビ付き段組印刷ができます。印刷内容は、プレビューで容易に確認できます。
  4. 設定ファイルを複数準備しておいて、簡単に切替えられるのが便利です。例えば、大きいフォントで原稿用紙風の設定と、小さいフォントで縦2段組を準備して、切替えて使えます。
  5. フォント・サイズを変更しなくても、「画面縮尺表示」で、簡単に画面の大きさを変えられるのが、テキストエディタとしては、画期的なアイデア・機能です。
  6. 原稿用紙風の画面で、簡単にルビが挿入できます。
  7. 囲み文字に色設定ができるので、「」や()を追加して色指定すると、見やすく?なります。
  8. htmlに、ファイルメニューから出力できます。この場合、ルビを付けるには、ExcelマクロRubyTagFSOvba02.xlsを使って下さい。
    RubyTagFSOvba02.xls の使い方
    @VEで、ルビ付きのテキストを作って、「ファイル」→「HTML出力」で、html を、分かりやすいフォルダに保存します。
    AExcelマクロのボタンを押して、マクロを走らせます。
    Bhtmlの保存先とファイル名を聞いてくるので、先に登録したファイルを指定します。
    C元のhtmlの保存先と同じフォルダに、ファイル名の後ろに、 _Ruby と付けた htmlができます。


     Excelをお持ちでない方は、プログラム実行ファイル版 RubyTag.zip を使ってみて下さい。
     これは、 Excelマクロを、ActiveBasicV2 に移植して、コンパイルしたものです。

    RubyTag.exe の使い方:
    @パソコンのハードディスク Cドライブの直下に、tempフォルダを作ります。
    (すでにその名前のフォルダがあれば、それを使って下さい。)
    ARubyTag.zipを、その C:\tempフォルダに、解凍します。
    BVEで、ルビ付きのテキストを作って、「ファイル」→「HTML出力」で、html を、そのC:\tempフォルダに、mae.html という名前で保存します。
    (置換対象のファイル名 mae.html は固定です。)
    CRubyTag.exe を実行します。
    DC:\tempフォルダ(元の mae.html の保存先と同じフォルダ)に、ato_Ruby.html のファイル名でルビタグ付きの htmlができます。
    E変換後のファイル名を、お好きなファイル名に変えて下さい。

     Tiny Basic 版も有ります。→RubyTag_fTB.tbt
     入出力ファイル名は、プログラム・リストで、修正できます。(^^ゞ


     Excel VBA で書いたものを、VBScript に移植したものも有ります。
    VBScriptRubyTag.hta
     VBScript も、結構高速にファイル処理できることが、分りました。
     上のファイルリンクをクリックすると、「セキュリティの警告」が表示されます。
    自己責任で、「実行」もしくは「開く」して下さい。
     拡張子 hta は、HTML Application で、内容はテキスト・ファイルなので、「保存」してメモ帳などで開いて、内容を確認することができます。


階層付きテキストの表示例
青空文庫の表示例
 vectorの解説
https://www.vector.co.jp/magazine/softnews/030326/n0303263.html


注:画面の色を、白黒反転したい場合は、環境設定の「色・スタイル設定」ではなく、「エディタ表示設定」のフォント背景色を「黒」にすれば、画面全体が黒くなります。



階層付きテキストの表示例

階層付きテキストの表示例



青空文庫の表示例

 青空文庫でダウンロードした、ルビ付きテキスト・データを、表示させたり印刷させたりするのに、最適です。
 ダウンロードには、AozoraGetter を使うと便利です。
 私は、画面上で「読む」場合は、1行の文字数を少し増やし(30程度)て、横書き、原稿用紙枠無し、余白の字間マージンを0、原稿用紙マージンを1に縮め、行間マージンを4に広げた「エディタ設定」を、準備しておいて切り替えて使っています。
 自分が読みやすいと思う、「お気に入りの設定」を、幾つか名前を付けて保存しておくと良いでしょう。
青空文庫の表示例:ガリバー旅行記

 小説のような長文は、「階層付きテキスト」にすると、格段に見通しが良くなります。

 「階層付きテキスト」に変換する方法は、この例では、「青空文庫」からダウンロードしたファイルを、
@ファイルの先頭に.を付ける。(「タイトル」の部分です。)
A ^□□□□..
に、「正規表現」を使って、確認しながら一つずつ置換する。
(「^」は、行頭を表わす「正規表現」の記号です。これを付けることで、文中の「□□□□」を検索対象から外すことができます。)
B ^□□ .
に「すべて置換」する。
という、極めて簡単な作業です。
 ここで注意点は、「空白の数の多い方」から順にAB置換して行くことです。
 少ない数の方を先にすると、変更したくない、多い部分も置換されてしまうからです。

青空文庫の表示例:夜明け前

よくある、下記のような漢数字で始まる章立て


十一

の場合は、以下のように正規表現を使って、確認しながら置換します。
検索
^([一ニ三二四五六七八九十])
置換
.\1


以下のようなアラビア数字



10


で始まる場合は、以下のように正規表現を使って、確認しながら置換します。
検索
^([1-91-9])
置換
.\1

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