データ アクセス ページとは、Access データベースまたは SQL Server データベースにインターネットまたはイントラネット経由でアクセスし、データを表示および操作するための特別な Web ページです。データ アクセス ページには、Excel などで作成したほかの形式のデータも追加できます。
ここでは、次の内容について説明します。
Internet Explorer でのデータ アクセス ページの使用
Access では、データ アクセス ページのデザイン ビューを使用して、データ アクセス ページを設計します。設計したページは、Access の外部に別のファイルとして保存されます。ただし、データベース ウィンドウに、作成したファイルへのショートカットが自動的に追加されます。データ アクセス ページの設計は、フォームやレポートの設計と同様に、フィールド リスト、ツールボックス、コントロール、[並べ替え/グループ化] ダイアログ ボックスなどを使用します。ただし、データ アクセス ページの設計と操作方法には、フォームやレポートとは明らかに異なる点もあります。ページの設計方法は、ページの目的によって異なります。
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データ アクセス ページは、データベースに直接接続されます。ユーザーが Internet Explorer でデータ アクセス ページを表示すると、各ユーザーに固有のコピーが表示されます。つまり、ユーザーがフィルタや並べ替えなどのデータ表示方法を変更した場合、それらの変更は、変更を行ったユーザーのデータ アクセス ページにのみ影響します。ピボットテーブルやワークシートの内部で行った変更についても同様です。ただし、ユーザーが値を変更したり、データを追加または削除することにより、データ自体を変更した場合は、基になるデータベースに変更が保存されます。その場合は、データ アクセス ページを表示するすべてのユーザーに変更内容が表示されます。
ページの使い方を記載したヘルプを表示するには、レコード移動ツールバーで、 (ヘルプ) をクリックします。ページのレコード移動ツールバーをクリックすると、Internet Explorer でのページの使い方が表示されます。このヘルプ ファイルは、レコード移動ツールバー付きで発行されたすべてのデータ アクセス ページに自動的に含められます。Access 内でだけ使用するページから [ヘルプ] ボタンを削除したり、[ヘルプ] ボタンを変更して独自のヘルプを提供することもできます。
メモ インターネットまたはイントラネット経由でデータ アクセス ページを表示して作業するには、Internet Explorer 5 と、Office 2000 のライセンスが必要です。
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データ アクセス ページは、Access のページ ビューでも表示できます。この場合、データ アクセス ページは、データベース アプリケーションのフォームやレポートを補完するものとして使用します。データ アクセス ページ、フォーム、およびレポートを設計する際は、目的の作業についてよく検討してください。
[ページ ビュー] ツールバーの [ヘルプ] をクリックすると、Access ヘルプが開き、ページ ビューでのページの操作方法が表示されます。これに対して、ページのレコード移動ツールバーの [ヘルプ] をクリックすると、Internet Explorer でページを操作する方法が表示されます。上で述べたとおり、このヘルプ ファイルは、レコード移動ツールバー付きで発行されたすべてのデータ アクセス ページに自動的に含められます。Access 内でのみ使用されるページから [ヘルプ] ボタンを削除したり、[ヘルプ] ボタンを変更して独自のヘルプを提供することもできます。
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