Accessでお仕事 ピボットテーブル フォームとは

ピボットテーブル フォームとは

ピボットテーブル フォームは対話型のテーブルの一種です。ピボットテーブル フォームでデータがどのように並んでいるかに基づいて、集計 (既定では数値型フィールドに対して適用) やカウント (既定ではテキスト型フィールドに対して適用) などの計算を実行します。たとえば、ピボットテーブル フォームで、フィールドの値を水平または垂直に表示して、行または列の集計を表示することができます。フィールドの値を行または列の見出しとして使用し、各行と列の見出しが交差する箇所の個々の合計を計算して、小計や総計を計算することもできます。たとえば、各社員の製品ごとの売り上げを分析するために、社員名をピボットテーブル フォームの上部に列見出しとして表示し、製品名をピボットテーブル フォームの左に行の見出しとして表示し、各行と列が交差した箇所に、各社員の製品ごとの売り上げを表示することができます。

フィールドをページ フィールドとして指定すると、ピボットテーブル フォームで使用するレコードを制限することができます。ページ フィールドは、ドロップダウン リスト形式で表示され、ピボットテーブル フォームの上部でフィルタのような役割をします。一覧から選択した値によって、どのレコードをピボットテーブル フォームに表示するかを決定します。たとえば、[社員] テーブルの [在籍支社] フィールドをページ フィールドとして使用し、北九州支社のみの製品ごとの売り上げを表示することなどができます。ノースウィンド データベースの [売上高調査] フォームには、ピボットテーブル フォームの例が用意されています。このピボットテーブル フォームを表示するには、[Office] フォルダの [Samples] サブフォルダにあるノースウィンド データベース (Northwind.mdb) を開き、[売上高調査] フォームをデザイン ビューで開きます。

ピボットテーブル フォームの "ピボット" は、レイアウトを動的に変更し、さまざまな方法でデータを分析できるということを意味しています。気に入ったレイアウトになるまで行見出し、列見出し、およびページ フィールドを、再配置することができます。レイアウトを変更すると、ピボットテーブル フォームでは、そのたびに新しい配列に基づいてデータを直ちに再計算します。また、ソース データを変更した場合、ピボットテーブル フォームを更新することができます。

Access でピボットテーブル フォームを作成するには、ピボットテーブル ウィザードを使用します。ウィザードは、ピボットテーブル オブジェクトを作成するために Excel を使用し、ピボットテーブル オブジェクトが埋め込まれるフォームを作成するために Access を使用します。ウィザードの使い方については をクリックしてください。

ピボットテーブル フォームを開くと、ピボットテーブル フォームには、最後にアクティブになったときの状態でデータが表示されます。ピボットテーブル フォームの最新のデータを表示するには、データを更新する必要があります。詳細については、 をクリックしてください。


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