HLOOKUP

指定したテーブルまたは配列の上端行で特定の値を検索し、その値と同じ値が入力されている行と列の値を返します。HLOOKUP 関数は、比較する値がデータ テーブルの上端行に入力され、その位置から指定された行だけ下にある値を取り出す場合に使用します。比較する値が目的のデータと同じ行にある場合は、VLOOKUP 関数を使用してください。

書式

HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, 検索の型)

検索値   範囲 の上端行で検索する値を指定します。検索値 には、値、セル参照、または文字列を指定します。

範囲   目的のデータが含まれるテーブルを指定します。セル範囲の参照、または List、Database のような名前を指定します。

行番号   範囲 内で目的のデータが入力されている行を、上端からの行数で指定します。行番号 に 1 を指定すると、範囲 の上端行の値が返され、行番号 に 2 を指定すると、範囲 の上から 2 行目の値が返されます。行番号 が 1 より小さいときは、エラー値 #VALUE! が返され、行番号範囲 の行数より大きいときは、エラー値 #REF! が返されます。

検索の型   検索値 と完全に一致する値だけを検索するか、その近似値を含めて検索するかを、論理値で指定します。TRUE を指定するか省略すると、検索値 が見つからない場合に、検索値 未満で最も大きい値が返されます。FALSE を指定すると、検索値 と完全に一致する値だけが検索され、見つからない場合は エラー値 #N/A が返されます。

解説

使用例

自動車部品の在庫管理用のワークシートがあります。セル範囲 A1:A4 には上から順に "ギア"、4、5、6、B1:B4 には "ベアリング"、4、7、8、C1:C4 に "ボルト"、9、10、11 というデータが入力されています。

HLOOKUP("ギア",A1:C4,2,TRUE) = 4

HLOOKUP("ベアリング",A1:C4,3,FALSE) = 7

HLOOKUP("ベアリング",A1:C4,3,TRUE) = 7

HLOOKUP("ボルト",A1:C4,4,) = 11

範囲 には、配列定数を指定することもできます。ダブル クォーテーション (") は、戻り値が文字列であることを表します。

HLOOKUP(3,{1,2,3;"a","b","c";"d","e","f"},2,TRUE) = "c"


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