FreeBASIC CompilerRequirements
Windows用バージョン
-
FreeBASIC コンパイラー(fbc.exe)と、これで生成した実行ファイルは、実行環境として、少なくとも Windows 98 が必要です。
-
msvcrt.dll (マイクロソフトの Cランタイム・ライブラリ) が存在する必要があります。(注: これは Windows 95 に含まれていませんでした。しかし、これは多くのアプリケーションによってインストールされます。また、以下でダウンロードできます: Microsoft∞).
-
gfx ルーチンは、ホストシステムで Direct2D を見つければ、これを使います。
見つからなければ、DirectX に後退しますが、これも無ければ、いずれの Windows システムでも標準で動作する Win32 GDI を最後の手段として使います。
-
Unicode ワイド文字列(WSTRING)は、Windows NT/2000/XP/2003/Vista 以降だけで機能します。ワイド文字列を使うアプリケーションは、Windows 98/Me で作動します。しかし、文字セットがラテン文字だけでないと、入出力は動作しません。これらのプラットフォームは、ユニコード文字列をサポートしないからです。Windows 95 は、ほとんどのユニコード API 機能を備えていません。Windows 95 に限っては、ワイド文字列を使うアプリケーションは、ロードもできないでしょう。
Linux用バージョン
-
FreeBASIC コンパイラー(fbc)と、これで生成した実行ファイルは、libc、libm、libpthread、libdl および libncurses に依存します。これらはすべて標準のLinuxライブラリーで、現在、すべての配布のデフォルトで利用できます。
- gfx ルーチンを使う場合は、依存性は増加します。FreeBASIC の gfx プログラムは、さらに、libX11、libXext、libXpm、libXrender および libXrandr が実行環境にインストールされている必要があります。システムに、最近の X11サーバがインストールされている限り、これは通常問題ありません。(少なくともXFree86 4.3.0、または X.org のいずれのバージョンも)
- X11 が機能していれば、FreeBASIC gfx プログラムを実行するのに十分です。しかし、プログラムをコンパイルするには不十分です。Linuxパッケージ・リポジトリから、X11 開発ライブラリーをインストールする必要があります。
-
ローカルが UTF-8 バージョンに設定されていると、実行画面に、非 ASCII 文字集合を備えた Unicode ワイド文字列(WSTRING)を、表示することだけはできます。大半の現在の配布は、これをサポートしています。ラテン以外の文字セットが使えるのは、xterm の中だけです。
DOS用バージョン
-
公式の要件:fbc.exe とこれで生成された実行ファイルを動かすために、DPMI (DOS 保護モード・インターフェース)サーバが必要です。
これは、それほど難しい条件ではありません。「CWSDPMI.EXE」ファイル(cca 20 KiB)を、同じディレクトリか、あるいは、PATH 環境変数で指定する場所に置くだけです。
CWSDPMI パッケージ : homer.rice.edu...cwsdpmi∞ (注: FreeDOS では、インストールされた状態になります)。
さらに、この問題を回避して、HDPMI を代替として使うこともできます。詳細は、DOSに関連するFAQ を参照下さい。
- 80386 あるいはより新しい CPU と、RAM の cca 4 MiB を必要とします。大規模なプログラムや、ライブラリのコンパイルには、もっと必要となるでしょう。FBC で生成した実行ファイルについても同様です。FB の描画ライブラリーを使ったものは、よりよい/より速い CPU を必要とします。(コードは完全に最適化されなくて、実行するには 200MHz は必要でしょう。これは、今ではもう正確に知ることができない最小値です。)。FBCと、これで生成された実行ファイルは、FPU (80387、80487、ペンティアム以降で常に内蔵)を必要とします。この要求は、「EMU387」を使うことで、回避できます。(必要なら、自動でロードされます。しかし、FB パッケージには含まれていません。参照:delorie.com/djgpp/∞) あるいは、浮動小数点と浮動小数点関連のスタートアップ・コードを削除(簡単でない)することで、回避できます。
- DOSバージョンは、任意の DOS で走ります。例えば、FreeDOS、[強化された] DR-DOS (DPMI に含まれる DR-EMM386 使わずに、CWSDPMI、またはHDPMI を使う)、あるいはMS-DOS で走ります。さらに、これは、Windows NT VDM のような DOSシステムをエミュレートする多くの「DOS箱」環境の下で適切に動きます。しかし、これらの環境のうちのいくつかは誠実に実行されず、バグを含んでいるので、注意が必要です。
- 長いファイル名は、LFN TSR(例えば DOSLFN (1) (2)∞)を備えた DOS を含む、Windows 95 で定義された、長いファイル名 API を供給するシステムで、サポートされます。長いファイル名サポートは、コンパイラーを使う上で、要求されません;しかし、分配されたものを開梱するときに注意しなければなりません。例えば、ウィンドウズ・プログラムでは、8文字(FREEBASI)に切り詰めるのではなく、後ろに数値を付けた省略名(FREEBA~1)にするからです。コンパイラーが、長いファイル名サポートなしで使われる場合は、分配のすべてのファイルのファイル名は、8.3 に切り詰めるべきです。
- いくつかの制限があります。DOS 関連のFAQ を参照下さい。
参照:
and
ページ歴史:2020-10-31 14:20:11
日本語翻訳:WATANABE Makoto、原文著作者:SysOp