IN 句

Microsoft Jet データベース エンジンから接続できる外部データベース (dBASE や Paradox、または外部のデータベースなど) のテーブルを識別します

構文

デスティネーション テーブルを識別するには、次のように指定します。

[SELECT | INSERT] INTO destination IN
    {path | ["path" "type"] | ["" [type; DATABASE = path]]}

ソース テーブルを識別するには、次のように指定します。

FROM tableexpression IN
    {path | ["path" "type"] | ["" [type; DATABASE = path]]}

IN 句を使用する SELECT ステートメントには、次の指定項目があります。

指定項目 内容
destination データを挿入する外部テーブルの名前。
tableexpression データを取得する 1 つ以上のテーブルの名前。単一のテーブル名、保存されたクエリ名、INNER JOINLEFT JOIN、または RIGHT JOIN のいずれかの操作の結果としてできる複合テーブルを指定します。
path 引数 table のあるディレクトリまたはファイルのフル パス。
type データベースが Microsoft Jet データベース以外のデータベース (dBASE III、dBASE IV、Paradox 3.x、Paradox 4.x などのデータベース) の場合に、引数 tableexpression で指定した引数 table の作成に使用するデータベースの種類名。

解説

IN 句を使用して接続できる外部データベースは、一度に 1 つのみです。

場合によっては、引数 path がデータベース ファイルのあるディレクトリを指すことがあります。たとえば、dBASE、Microsoft FoxPro®、Paradox などのデータベースのテーブルでは、引数 path に .dbf や .db ファイルのあるディレクトリを指定します。テーブル ファイル名は、引数 destination または tableexpression によって指定します。

Microsoft Jet データベース以外のデータベースを指定する場合は、"dBASE IV;" または "dBASE IV;" のように名前の後にセミコロン (;) を付け、全体を引用符 ('') またはダブル クォーテーション ("") で囲みます。

予約語 DATABASE を使用して外部データベースを指定することもできます。たとえば、次の 2 行の内容は同じです。

... FROM Table IN "" [dBASE IV; DATABASE=C:\DBASE\DATA\SALES;];

... FROM Table IN "C:\DBASE\DATA\SALES" "dBASE IV;"

    


メモ

IN 句ではなくリンク テーブルを使用した方が処理効率も良く操作が簡単です。

予約語 IN は、の中で比較演算子として使用することもできます。詳細については、「In 演算子」を参照してください。


参照
FROM 句 (Microsoft Jet SQL) SELECT ステートメント (Microsoft Jet SQL)
INNER JOIN 操作 (Microsoft Jet SQL) SELECT...INTO ステートメント (Microsoft Jet SQL)
INSERT INTO ステートメント (Microsoft Jet SQL) SQL 集計関数 (SQL)
LEFT JOIN、RIGHT JOIN 操作 (Microsoft Jet SQL)  

使用例

IN 句の使用例