FreeBASIC マニュアルのトップに戻る

FreeBASIC DevBuild

目次→FreeBASIC のハッキング→FreeBASIC でのハッキングのための情報Compiling a Development Version of FreeBASIC←オリジナル・サイト

FreeBASIC の開発版をコンパイルする



 FreeBASIC のソースコードは、Git バージョン管理システムを使って、Sourceforge 上で維持されます。
このため、複数の開発者が、同時にソースコード上で作業して、後でそれぞれの仕事を組み合わせることができます。
ユーザーは、匿名の読み取りアクセス権限で、このソースコードをダウンロードして、GNU の開発ツールを使って、これをコンパイルすることができます。

 開発バージョンをコンパイルすることは、ほとんどのユーザーに対して、推奨できません。
FreeBASIC は、セルフ・ホスティング・コンパイラで、まだ活発に開発されています。このため、現在開発中のバージョンを、最新の公式リリースでコンパイルできない場合があります。
ここで説明するコンパイラを構築する手順は、FreeBASIC の将来のバージョンで変更される可能性があることに、注意してください。

基本的に、FreeBASIC は2つの部分からできています:
  1. FreeBASIC コンパイラ。FreeBASIC 自身で書かれています。(自己ホスティング)。
    これをコンパイルするには、動いている FreeBASIC インストールが必要です。
  2. FreeBASIC ランタイムライブラリ。C で書かれています。
    これをコンパイルするには、gcc のような Cコンパイラ、GNU C コンパイラ(Linux ではネイティブ gcc、Windows では MinGW、DOS では DJGPP))が必要です。

通常、FBをコンパイルするとき、異なるバージョンのコンパイラと rtlib を決して混ぜないように注意が必要です。それらが、必ずしも互換性を持つわけではないからです。
fbc のコード生成は、特定の libfb 版を期待します。
このように、FBセットアップは、常にその lib/ ディレクトリに、fbc.exe のバージョンにマッチした、適当な libfb 版を持っていなければなりません。
新しいコンパイラを構築するとき、他の FB プログラムのように、それは既存の fbc によってコンパイルされます。そして、これはまた既存の fbc の libfb に対してリンクされなければなりません。新しい libfb に対してではありません。
新しい libfb は、新しいコンパイラの lib/ ディレクトリに属します。既存の fbc のディレクトリではありません。
一般的に、これは、コンパイラが、rtlib/gfxlib2 の前に、最初に構築されなければならないことを意味します。そして、これは FBメイクファイルが、デフォルトで働く方法でもあります。
この時点で、動作する新しいコンパイラがあるはずですが、それは古い rtlib/gfxlib2 にリンクされています。
最終的に、ほとんどのユーザーが見ることになる組み合わせを得るためには、新しく作られた rtlib/gfxlib2 にリンクして、もう一度コンパイラを作り直します。

FB をビルドする 2つの方法が、あります:通常とスタンドアロン
通常のバージョンは、既存の gcc toolchain で統合を目的とします。一方、独立型バージョンは、fbc をより自己充足的なツールのようにさせます。
最も重要なのは、2つは、わずかに異なるディレクトリ・レイアウトを使う点です。
たとえば、通常のバージョンは、fbc プログラムは、bin/fbc[.exe] に位置します。一方、独立型バージョンでは、fbc[.exe] は、bin/ ディレクトリではなく、トップレベルのディレクトリに入れられます。
さらにまた、含むファイルとライブラリのディレクトリ・レイアウトが、異なっています。
伝統的に、FB-Linux リリースは通常の造りです。一方、FB-win32 と FB-dos は、独立型バージョンです。

ソース・コードを入手する
Build Options
FB を DOS 用にコンパイルする
FB を Linux でコンパイルする
FB を Windows でコンパイル
FB のソースコード最新版を取得して再コンパイルする
FB をデバッグ
FB build 配置オプション
FB をコンパイルするときの、分かっている問題
GCC toolchain 選択

FreeBASIC の開発者用情報 に戻る
目次に戻る
ページ歴史:2022-09-18 12:20:55
日本語翻訳:WATANABE Makoto、原文著作者:DkLwikki

ホームページのトップに戻る

表示-非営利-継承