Erase

ERASE　左にメニュー・フレームが表示されていない場合は、ここをクリックして下さい

←リンク元に戻る　プログラム開発関連に戻る

配列を消す命令文

構文:

declare sub Erase ( array as any [, ... ] )

用法:

Erase ( array0 [, array1 ... arrayN ] )

パラメタ:

array

抹消する配列。

記述:

Erase を固定長配列で使うと、割り当てられたメモリを解放せずに、すべての要素が消去（再初期化）されます。
オブジェクトの場合は、破壊して、それから再構築されます。

Erase を可変長配列（すでにサイズ設定されている配列）で使うと、配列要素に割り当てられたメモリは解放されます。ただし、配列は同じスコープレベル（同じデータ型と次元数）で宣言されたままであり、各次元の上限/下限値のみがリセットされます（-1/0）。
オブジェクトの場合は、メモリを解放する前に、破壊されます。

注： Erase は、手続きのパラメータとして渡される、固定サイズの配列では、使えません。
FreeBASIC では、これはコンパイル時には通過しますが、実行時の結果は未定義です（クラッシュします）。

例:

Dim MyArray1(1 To 10) As Integer
ReDim MyArray2(1 To 10) As Integer

Erase MyArray1, MyArray2

一次元配列の前後の結果を示す例:

Dim MyArray1(1 To 10) As Integer
ReDim MyArray2(1 To 10) As Integer

Print "MyArray1", LBound( MyArray1 ), UBound( MyArray1 ) ' prints: MyArray1 1 10
Print "MyArray2", LBound( MyArray2 ), UBound( MyArray2 ) ' prints: MyArray2 1 10

Erase MyArray1, MyArray2

Print "MyArray1", LBound( MyArray1 ), UBound( MyArray1 ) ' prints: MyArray1 1 10
Print "MyArray2", LBound( MyArray2 ), UBound( MyArray2 ) ' prints: MyArray2 0 -1
Sleep

多次元配列の前後の結果を示す例:

Dim MyArray1(1 To 3, 4 To 9) As Integer
ReDim MyArray2(1 To 3, 4 To 9) As Integer

Print , "LOWER", "UPPER"
Print "MyArray1", _
LBound( MyArray1, 1 ); ", "; LBound( MyArray1, 2 ), _
UBound( MyArray1, 1 ); ", "; UBound( MyArray1, 2 )
Print "MyArray2", _
LBound( MyArray2, 1 ); ", "; LBound( MyArray2, 2 ), _
UBound( MyArray2, 1 ); ", "; UBound( MyArray2, 2 )

Erase MyArray1, MyArray2

Print
Print "MyArray1", _
LBound( MyArray1, 1 ); ", "; LBound( MyArray1, 2 ), _
UBound( MyArray1, 1 ); ", "; UBound( MyArray1, 2 )
Print "MyArray2", _
LBound( MyArray2, 1 ); ", "; LBound( MyArray2, 2 ), _
UBound( MyArray2, 1 ); ", "; UBound( MyArray2, 2 )
Sleep

上記の例は次のように出力します:

              LOWER         UPPER
MyArray1       1,  4         3,  9
MyArray2       1,  4         3,  9

MyArray1       1,  4         3,  9
MyArray2       0,  0        -1, -1

QBからの違い:

なし

参照:

Common
Dim
Extern
Lbound
Redim
Static
UBound
Var

配列関連に戻る

FreeBASIC Erase

ERASE 左にメニュー・フレームが表示されていない場合は、ここをクリックして下さい

ERASE　左にメニュー・フレームが表示されていない場合は、ここをクリックして下さい