Accessでお仕事 特定のレコードを取得するクエリまたはフィルタでの抽出条件の使用について

特定のレコードを取得するクエリ
またはフィルタでの抽出条件の使用について

抽出条件とは、処理対象とする特定のレコードを識別するためにクエリやフィルタに設定する条件のことです。たとえば、すべての仕入先の会社を表示する代わりに、東京都の仕入先の会社だけを表示することができます。それには、[都道府県] フィールドが "東京都" になっているレコードだけを抽出するように条件を指定します。

デザイン グリッドのフィールドに抽出条件を指定するには、そのフィールドの [抽出条件] セルに式を入力します。先の例では、"東京" という式になります。また、"Between 1000 And 5000" など、より複雑な式も使用することができます。クエリにリンクしたテーブルが含まれる場合は、リンクしたテーブルのフィールド上の抽出条件で指定した値は、大文字と小文字が区分されます。基になるテーブルの値の大文字小文字の区別と一致している必要があります。

同じフィールドや異なるフィールドに別の抽出条件を追加することもできます。2 つ以上の [抽出条件] セルに式を入力したときは、それぞれの式が And 演算子または Or 演算子で組み合わされた抽出条件が設定されます。同じ行の異なるセルに指定した場合は、And 演算子が使われ、すべてのセルの抽出条件を満たすレコードのみが抽出されます。異なる行に指定した場合は、Or 演算子が使われ、いずれかのセルの抽出条件に一致するレコードが抽出されます。


両方のフィールドで指定した抽出条件を満たしたレコード

また、演算の結果に影響する抽出条件を指定することもできます。抽出条件を追加すると、演算対象のグループを制限する、演算に含まれるレコードを制限する、または演算の実行後に表示される結果を制限することができます。演算を実行するクエリで抽出条件を入力する方法の詳細については、 をクリックしてください。


注:
or条件の組合せ  一つの項目に、複数の条件を単純に指定すると、or になってしまいます。
SELECT オーダ実績.品番, オーダ実績.データ区分, オーダ実績.年月, Sum(オーダ実績!SO+オーダ実績!EO+オーダ実績!TO) AS オーダ数
FROM オーダ実績
GROUP BY オーダ実績.品番, オーダ実績.データ区分, オーダ実績.年月
HAVING (((オーダ実績.データ区分)="1") OR ((オーダ実績.年月)<="200512")) OR (((オーダ実績.年月)>="200401"));

 And 条件にしたいときは、セルの中に and を記入します。
SELECT オーダ実績.品番, オーダ実績.データ区分, オーダ実績.年月, Sum(オーダ実績!SO+オーダ実績!EO+オーダ実績!TO) AS オーダ数
FROM オーダ実績
GROUP BY オーダ実績.品番, オーダ実績.データ区分, オーダ実績.年月
HAVING (((オーダ実績.データ区分)="1") AND ((オーダ実績.年月)<="200512" And (オーダ実績.年月)>="200401") AND ((Sum(オーダ実績!SO+オーダ実績!EO+オーダ実績!TO))>0));

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