演算を実行したりフィールド値を操作するフィールドを
クエリに作成する

式の定義される演算について、その結果を表示するフィールドを新たに作成することができます。

1. クエリをデザイン ビューで開きます。
   
   
2. 次のいずれかの操作を行います。
   • クエリ・デザイン・グリッドの[フィールド] セルに式を入力します。([抽出条件]セルと間違えないように)
     　式にフィールド名を記述する場合は、フィールド名を角かっこ ([ ]) で囲む必要があります。

   

   • 式の作成にヘルプが必要な場合は、式ビルダを使用します。これを起動するには、演算フィールドの追加先となる [フィールド] セルをマウスの右ボタンでクリックし、[ビルド] をクリックします。式ビルダの使い方の詳細については、 をクリックしてください。
     
     　 [フィールド] 欄は小さくて見にくいため、ズーム・ウインドウをポップアップさせて、式の内容を大きく表示することもできます。

     Enter キーを押すか、別のセルに移動すると、既定のフィールド名の "式N" が入力されます。"N" は整数で、この数値はクエリ内で式フィールドが加わるごとに 1 つずつ増加します。このフィールド名は、式の前に表示され、後ろにはコロンが付いています。データシートでは、この名前が列見出しになります。

   

   追加するフィールド名 (式N) は、"新価格" などのわかりやすい名前にすることができます。
   
   

3. 式に 1 つまたは複数の集計関数 (Sum、Avg、Count、Min、Max、StDev、または Var) が記述されていて、しかもグループ化に使用するフィールドが 1 つでもデザイン グリッドに追加されている場合は、ツールバーの (集計) をクリックして [集計] セルを表示します (ただし、[集計] セルが表示されていない場合)。グループ化するフィールドの [集計] セルの "グループ化" はそのままにして、演算フィールドの "グループ化" を "演算" に変更します。

   
   
   

4. 必要に応じて、次のいずれかの操作を行ってクエリを完成します。
   • 演算に適用する抽出条件を入力します。詳細については、 をクリックしてください。
     
     
   • 結果を並べ替えます。詳細については、 をクリックしてください。
     
     
   • "Format/書式" プロパティなどのフィールド プロパティを設定します。これは、演算フィールドでは、基になっているテーブルからのプロパティは継承されないからです。詳細については、 をクリックしてください。

メモ

• ノースウィンド データベースにある [受注明細金額] クエリには、演算フィールドの例として "明細金額" というフィールドがあります。また、[受注小計] クエリには、演算フィールドの例として "小計" というフィールドがあり、ここではレコードのグループごとに演算をしています。これらのクエリを表示するには、[Office] フォルダの [Samples] サブフォルダにあるノースウィンド データベース (Northwind.mdb) を開き、[受注明細金額] クエリまたは [受注小計] クエリをデザイン ビューで開きます。ノースウィンド データベースを開く方法については、 をクリックしてください。
  
  
• スクロールせずに式全体を表示するには、Shift キーを押しながら F2 キーを押して [ズーム] ウィンドウを表示します。
  
  
• 式の例については、 をクリックしてください。
  
  式の使用例