テキスト・ファイルから、値の並びを読みます。
構文:
Input # filenum, variable_list
パラメタ:
filenum
Input のために開かれた、ファイルか装置の、ファイル番号。
variable_list
読む値を持つものを指定する、変数の並び。
記述:
ファイル番号で結び付けられたテキスト・ファイルから、区切り文字で切り離された値のセットを読みます。そして、variable_list の変数に、読み込んだ順に書き出します。
変数が数値なら、読んだ値は、文字列表現から、対応する型に変換します。
数値は、数の書式に最も適切な関数を使って、
Val と
ValLng 手続きと同様の方法で、変換します。
区切り文字は、コンマか改行を使います。
また、空白は、数字の後で、分離記号として扱われます。
コンマか空白を含む文字列は、二重引用符で囲まなければなりません。
文字列として、一行全体を読み取るには、代わりに
Line Input を使ってください。
Write # は、
Input # と共に、読み込み可能な状態でファイルを作成するのに使用できます。
例:
Dim a As Integer
Dim b As String
Dim c As Single
Open "myfile.txt" For Output As #1
Write #1, 1, "こんにちは、世界!", 34.5
Close #1
Open "myfile.txt" For Input As #1
Input #1, a, b, c
Close #1
Print a, b, c
Sleep
QBからの違い:
-
QB は、文字列を読むとき、対になっている終わり引用符を見つけないと、行の終わりを過ぎて読んでしまう INPUT# にバグを持っています。
このバグを前提にした QBコードを移植する場合、内部の引用符付きの文字列から改行文字を削除するためにデータファイルを編集するか、または複数行文字列を元通りにつなぎ合わせるカスタム関数を使用する必要が有るでしょう。
参照: