テキスト・ファイルを、FreeBASIC で読み込むと、実行コードにコンパイルされます。
ソース・ファイルは、テキスト・ファイルで、FreeBASIC 言語の命令文を含むものです。
プログラムは、1つのソース・ファイルから作られる場合もありますし、ときには、数百のファイルから作られることもあります。
ソース・ファイルは、コンパイラで読み込んて、オブジェクト・コードに、コンパイルします。
オブジェクトコードは、次に、実行ファイルを作成するためにリンクされます。また、ライブラリとして後に使うために、保存できます。
FreeBASIC は、デフォルトで、自動的にソースをコンパイルして、オブジェクト・モジュールを実行ファイルにリンクするようにします。
このため、通常、
fbc コマンドラインに、ソース・ファイルの名前を渡すだけで、実行可能プログラムを作ることができます。
例えば、3つのソースファイル一緒にして、プログラムを作成する場合は、以下のコマンドラインで
fbc を走らせて、FreeBASICコンパイラを実行することで、実行可能ファイルを作成できます。
fbc myprog.bas tools.bas funcs.bas
ユニコード・サポート
- FreeBASIC は、Unicode のエスケープ文字(\u)の ASCII ファイルだけでなく、UTF-8、UTF-16LE、UTF-16BE、UTF-32LE、UTF-32BE のソース(.bas)やヘッダー(.bi)ファイルが、Byte Order Mark(BOM)付きで保存されていれば、取り扱えます。
一般に UTF-8 は BOM 無しも許されますが、FreeBASIC では UTF-8 として認識するために BOM が必要であることに注意して下さい。
これらのファイルは、 同じプロジェクト内(他の ASCII ファイルも)の他のソース/ヘッダーで、自由に混在させることができます。
- Unicode ファイルは、Byte Order Mark(BOM)付きで保存する必要があります。そうでないと、fbc は Unicode として認識しません。
-
直定数(文字通り)の文字列は、オリジナルの非ラテン・アルファベットで、入力できます。このため、上記のユニコード書式の1つをサポートするテキストエディタを使うことができます。
注意:ASCII/UTF-8 文字で BOM なしでエンコードすることで、最も信頼性の高いクロスプラットフォームコードを得ることができます。
黙示的な main()
いくつかの言語では、特別な main() 手続きを、最初の命令文を定めるプログラムへのエントリ・ポイント(一番最初に実行を開始する箇所)として、定義する必要があります。最初の命令文は、プログラムが始動するときに、実行されます。
FreeBASIC は、モジュール・レベル・コードで、実行命令文を許容します。そして、通常、コマンドラインで fbc に渡された最初のソースファイルが、「主」モジュールとして、使われます。
主モジュールは、コマンドラインに、-m filename を渡すことで、明示的に指定することができます。コマンドラインでは、ファイル名(filename) は、.bas 拡張子のない、主モジュールの名前です。
'' sample.bas
Declare Sub ShowHelp
()
'' 次の行は、プログラムで最初の実行文です
If Command(1) = "" Then
ShowHelp
Sleep
End 0
End If
Sub ShowHelp
()
Print "オプションの指定はありません。"
End Sub
ヘッダー・ファイル
ヘッダーファイルは、特別な種類のソースファイルで、通常、宣言を含むだけであり、拡張子は、
.bi です。
ヘッダー・ファイル(.bi) を見てください。
参照: