MS-Office で作る もらってうれしい年賀状

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Excel で住所録を作る(作り方)
Word (ワード)で表書きの作り方
 ・宛先の年度更新方法
Word (ワード)で はがき文面の作り方
住所データ←→郵便番号データの変換生成
 ・郵便番号データから住所データを生成する
 ・住所データから郵便番号データを生成する

 電気店で売っているパソコンは、家庭用のものでも、初めからほとんど MS-Office が付いています。
 ところが家庭で、MS-Officeを使っている人は、どれほどいるのでしょう。
 MS-Office を付けると、値段が 2万円ほど高くなるので、家庭用のパソコンでは MS-Office を付けないものも、売ってほしいのですがね。
 (必要になったら、そのときには、マイクロソフトのものだけではなく、無償のものや、安価な Office製品 も含めて、どれを使うか検討すればよいのですから。)

 あなたが、せっかく MS-Office を持っているなら、年賀状書きに是非使ってみて下さい。
 宛名書き印刷が、魔法のように超簡単にできます。
 はがき文面のデザインも、ウィザード(wizard:魔法使い)でできたひながた(・・・・)を加工して、かわいい、個性あふれるものを使ってみてはいかがですか。

 えっ?既に「筆まめ」か「筆王」か「筆ぐるめ」を使っている?
 どれでも同じようなものなので、お好きなものを、お使い下さい。

 以下では、Excel の住所録データを使って、 Word で宛名書き印刷(差し込み印刷)する手順と、Word で文面(裏)のひながたを作る手順を、ご紹介します。

 

Excel で住所録を作る(作り方)

 Excel で、Word の差し込み印刷に使う、住所録を作ります。

 Excelで住所録を作るときは、データが「リスト形式」になるようにします。
 リスト形式とは、「各列の最初の行に列見出しがあり、同じ列には同じ種類のデータが入力されている」ことを言います。
 また、リストの途中には、横一行通して何のデータも入っていない「空白行」や、縦一列何も入っていない「空白列」が含まれないようにします。ところどころに「空白セル」があることは、問題有りません。

 列見出しは、列に含まれるデータの種類が良く分かる名前にします。これにより、差し込み印刷を設定するときに、適切なデータが選択できます。
 最低限、「名前」、「住所」、「郵便番号」の3つが必要です。
 これらの列見出しは、たとえば、「姓」、「名」と分かれていたり、「住所1」「住所2」と分かれていたり、「市区町村名」などの名前になっていてもかまいません。それらの順番もどうでもかまいません。
 また、「電話番号」や「誕生日」など、宛名印刷に使わない列が有っても、使われないだけなので、問題有りません。

 他の住所録ソフト(例えば Outlook など)で住所録を作成済みなら、そのソフトから Excel へ、年賀状発行の対象者だけを抽出・出力するとよいでしょう。
 つまり、あなたが既に何らかの電子情報で住所録を管理しているなら、それをそのままか、あるいは少し手を加えるだけで、年賀状の宛名印刷に使えるわけです。

 住所録のExcelができたら、分かりやすいファイル名を付けて、分りやすいフォルダに保存します。

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Word (ワード)で表書きの作り方

メニューからウィザードを起動  Word を起動します。

 「差し込み印刷」メニューの「作成」→[はがき印刷]→[宛名面の作成]を選択します。

メニューからウィザードを起動  Word のメニューに、[ツール]があるバージョンでは、ここから [はがきと差し込み印刷] をポイントし、「はがき印刷」をクリックします。
「宛名面の作成」ボタンを押します  「はがき印刷」をクリックすると、「宛名面/文面の選択」メニューが起動します。
 「宛名面/文面の選択」メニューで、「宛名面の作成」ボタンを押します。

 「はがき宛名印刷ウィザード」が表示されます。

 「次へ」を押して、「はがきの種類を選びます」
 「縦書き/横書きを指定します」
 「書式を設定します」でフォントを選択します。
 ここでは、フリーの毛筆フォントを指定することもできます。
「差出人を印刷する」にチェックを入れるのを忘れないように!
 「差出人の住所を入力します」。宛名書きをパソコンで印刷するときは、差出人の住所・氏名も表に印刷してしまったほうが、裏のスペースが広く使えるので良いと思います。
 「差出人を印刷する」にチェックを入れます。
[他の住所録ファイルを差し込む] を選択して、名簿ファイルを指定  「差し込み印刷を指定します」では、[他の住所録ファイルを差し込む] を選択して、[参照] をクリックします。
 [住所録ファイルを開く] で、先に作成したExcelの住所録ファイルを選択して、[開く] をクリックします。
 [参照] をクリックしたときのデフォルトのフォルダは、何故か「My Data Sources」という意味不明?なものになっています。
 あなたが作った Excel の住所録ファイルの登録先は、きっと、このフォルダではないでしょうから、当然、この画面ではせっかく作った住所録ファイルは見えません。
住所録ファイルの保存先のフォルダを指定します
 落ち着いて、住所録を登録したフォルダを思い出して、選択しなおします。例えば「マイドキュメント」に登録した場合は、左の「マイドキュメント」ボタンを押します。Excel で作った住所録が見えるでしょう。

 「次へ」を押して、「完了」すると、[表の選択] ダイアログ ボックスが表示されます。

 [表の選択] ダイアログ ボックスで、使用するリストをクリックします。[先頭行をタイトル行として使用する] チェックボックスがオンになっていることを確認し、[OK] をクリックします。
 これでいったん表書きができあがるので、表示内容を確認します。
 結果は、「はがき宛名印刷ツールバー」の「次のレコード」ボタンで送って、確認できます。
画面を送ってプレビューします

 もし表示内容が不適切な場合は、「はがき宛名印刷ツールバー」の「データ」→「フィールドの一致」を押して表示される、「フィールドの対応」で設定変更します。

 住所や名前のフォント設定は、ワード画面で該当文字列を選択して変更します。

 名前の前に、「役職」を(対応なし)としているのに、タブ(空白)が表示される場合が有ります。これは、ワード画面で該当空白を削除して修正します。
フィールドの対応
差出先を、「差し込み印刷の宛先」で選択  完成したら、例えば「年賀状表2007年」など、分りやすい名前を付けて、Wordファイル(.doc)として保存します。

 喪中の人など、今年の年賀状の宛先から外したい人は、「はがき宛名印刷」ツールバーの「宛名」を押して「差し込み印刷の宛先」の画面を表示します。
 この左端のチェック欄で、発信しない人のチェックを外します。
 Excelの列項目(フィールド)の値で、印刷対象を絞り込みできる場合は、「差し込み文書」のリボンの「アドレス帳の編集」を押します。
 表示された「差し込み印刷の宛先」の右下の「アドレス帳の絞り込み」で「フィルタ」を選択して、抽出方法を指定します。
アドレス帳の絞り込み
注意:
差し込み印刷の「アドレス帳の絞り込み」で「フィルタ」する場合、複数項目(列)で条件を組み合わせると、抽出が上手くできません。
このため、フィルタでは、一つの列項目だけで条件抽出できるように、Excelアドレス帳でセルデータを登録しておく必要があります。

差し込み印刷の宛先データからフィルタを変更 / 削除できない
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/816128

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宛先の年度更新方法

 Excel の住所録と、Word (ワード)の表書きを作れば、以降の毎年のあて名書きは簡単になります。

 まず、Excel住所録で、新しい年用の送信管理の列セルを挿入します。そして、年賀状を送信する対象者を特定するセルデータを登録します。

うしてけ  その上で、Word (ワード)の表書きを開こうとします。
 すると、右のように「この文書を開くと、次の SQLコマンドが実行されます。」という小画面が表示されます。
ここで「はい」を押すとワード文書が開きます。

 
うしてけ  ワードのメニューの「差し込み文書」リボンで、「アドレス帳の編集」を指定します。
 右の「差し込み印刷の宛先」の小画面が表示されるので、「フィルタ」を押して、新しい年の年賀状の送信対象を指定した列に修正します。

 「差し込み文書」リボンの「完了と差し込み」で印刷を指示します。
 プリンタのプロパティは、印刷の途中で指定できます。
 

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Word (ワード)で はがき文面の作り方

メニューからウィザードを起動  Word を起動します。

 [ツール] メニューの [はがきと差し込み印刷] をポイントし、「はがき印刷」をクリックします。
 「はがき印刷」をクリックすると「宛名面/文面の選択」メニューが起動します。
「宛名面/文面の選択」メニュー  「はがき印刷」メニューで、「文面の作成」ボタンを押します。
はがき文面印刷ウィザード  ウィザードに従って、「次へ」進みながら、適当に選択してゆきます。
 最後まで選択が済めば、「完了」です。

 ここまでできた状態で、いったん名前を付けて保存します。
 たとえば、「年賀状文面2007年.doc」など、分かりやすい名前を付けて、分かりやすいフォルダに登録します。

スキャナで画像を取り込むときはこのメニューを使います  ここまでできたら、ウィザードで作った文面を、オリジナルなものに加工してみましょう。

 使用する画像は自分で撮影した写真を加工して使うと良いでしょう。
お持ちのスキャナが表示されるはずです  スキャナをお持ちなら、本や雑誌などの図版を取り込んで加工することもできます。

 年賀状の無料素材集
http://www.emyline.net/nenga.htm

 年賀状フリーイラスト集
http://nenga-illust.jpn.org/

 画像の貼りこみかた、重ね方は、こちらも参照下さい。

 下記の「写真をハート型に」も参考になります。
http://hamachan.fun.cx/word/ha-to.html
でき上がりのサンプル
 右の絵は、図録「万葉日本画の世界」(価格 \2,500)からスキャン取り込みしたものです。
 図録「万葉日本画の世界」は、下記サイトで購入できます。
http://www.manyo.jp/shop-hp/shop-top.html
 奈良県立万葉文化館(万葉ミュージアム)一階日本画展示室で、観覧できます。
http://www.manyo.jp/info/detail/nihonga.html
(著作物には著作権があり、個人使用はともかく、右のように改変してインターネットで公開することは問題が有ります。
もしこの掲示に不都合があれば、お知らせ下さい。直ちに削除いたします。)

 「万葉集」の本文データは、下記で閲覧できます。
http://etext.virginia.edu/japanese/manyoshu/AnoMany.html
 「万葉集」を辞書ビュアで読んだり検索したりできるように、EPWING 形式にしたものを、下記でダウンロードできます。
https://www.vector.co.jp/soft/data/writing/se356176.html
 ちなみに辞書ビュアで、「たらちねの」を検索すると、24首が見つかります。
 「新しき」だと、
新しき年の初めの初春の今日降る雪のいや()吉事(よごと)
新しき年の初めに思ふどちい群れて居れば嬉しくもあるか
新しき年の初めに豊の年しるすとならし雪の降れるは
など。
 絵に重ねる文字は、A Happy New Year ではなくこれを書けばよかった。(^^ゞ

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住所データ←→郵便番号データの変換生成

 Excel には、住所と郵便番号を相互に生成する、便利な郵便番号変換ウィザードが用意されています。
 このウィザードに沿って操作を行うと、シートに入力した住所データを基に、郵便番号データを自動的に生成することができます。また、郵便番号データを基に、住所データを自動的に生成することもできます。

 ただし、郵便番号変換ウィザードを利用するには、Web から zipcode7.exe をダウンロードする必要があります。
 ダウンロードセンターの「Excel アドイン: 郵便番号変換ウィザード」のページを参照してください。


郵便番号データから住所データを生成する

 あらかじめシート上に作成した郵便番号データを基に、住所データを生成します。

 [ツール] メニューの [アドイン] をポイントし、[郵便番号変換] にチェックを入れて「OK」します。

 すると、[ツール] メニューに [ウィザード] が追加されていますので、ポイントして、[郵便番号変換] をクリックします。
 [郵便番号から住所を生成する] をクリックし、[次へ] をクリックします。
 郵便番号データのセル範囲と、住所を出力するセル範囲を指定し、[次へ] をクリックします。
エラーが出た場合の出力方法を指定し、[完了] をクリックします。


住所データから郵便番号データを生成する

 あらかじめシート上に作成した住所データを基に、郵便番号データを生成します。

 [ツール] メニューの [アドイン] をポイントし、[郵便番号変換] にチェックを入れて「OK」します。

 すると、[ツール] メニューの [ウィザード] が追加されていますので、ポイントして、[郵便番号変換] をクリックします。
 [住所から郵便番号を生成する] をクリックし、[次へ] をクリックします。
 住所データのセル範囲と、住所を出力するセル範囲を指定します。
 郵便番号の種類と書式を指定し、[次へ] をクリックします。
 エラーが出た場合の出力方法を指定し、[完了] をクリックします。

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