ハードディスクの整理

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ハードディスクの使用状況を確認する
フォルダを圧縮する
クリーンアップで古い復元ファイルを削除
スキャンディスクでハードディスクの整合をとる
不要な一時ファイルを削除する
不要な残骸やログファイルを削除
インターネットの参照履歴を削除する
ハードディスクの整頓
DataStore を削除

ハードディスクの使用状況を確認する

 以前、知人から、「パソコンがよくトラブルを起こす」と相談を受けて、そのパソコンを見たら、データのゴミがたくさんたまっていました。
これをきっかけに、パソコンのデータの掃除の仕方について、まとめることにしました。

 まず、自分のハードディスクの状況を下記で確認します。
デスクトップに有る「マイコンピュータ」をクリックします。

「マイコンピュータ」でツールバーを表示

表示のツールバーをクリックして、ツールボタンを表示させます。
(このツールバーを表示しておくと、後々他の操作をするときも便利です。)

このツールの一番右のボタンをクリックして「詳細」表示にします。

すると、上記の様に、ハードディスクの名前と、ハードディスクのサイズ、空き領域が表示されます。
ここでのチェックポイントは、下記の2つです。

@自分のパソコンには、ハードディスクが幾つ(論理的)付いているか確認する。

 上記では、(C:)のCドライブだけですが、(D:)ドライブもついている機種があります。この場合は、プログラムはCドライブに入れ、データはDドライブに入れるのが基本です。プログラムが異常終了したときも、Dドライブのデータに被害が及ばないからです。

A自分のパソコンの、どのハードディスクに、どれだけの空き領域があるか、確認する。

 上記では、(C:)のCドライブの空き領域は100MB以上あるからOKですが、これが50MBを切っていると問題になることがあります。
 また、(D:)ドライブか、丸空きになっている場合も、ハードディスクの使い方として問題です。せっかく、良いパソコンを持っているのですから、充分に活用しましょう。

追記:
 更に、ハードディスクのフォルダ構成の詳細を知りたい人は、このツールを使ってみてください。


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フォルダを圧縮する

 Win2000 や WinXP では、ハードディスクのファイル システムとして、通常 NTFS が使われています。もし、あなたのハードディスクが、NTFS の場合は、フォルダを圧縮して、ディスク領域を節約することができます。(ドライブごと圧縮して、ディスク領域を空けることもできます。)

 私は、データ登録用のフォルダと、辞書のフォルダを圧縮しています。エクスプローラで見たとき、青色で表示されているフォルダが、圧縮フォルダです。
辞書を登録したフォルダを圧縮
 フォルダのプロパティで確認すると、半分程度のサイズに圧縮できていることがわかります。

 NTFS 圧縮ファイルは、ZIP圧縮とは異なり、展開しなくても、そのままプログラムで扱えることが、特長です。

属性の詳細  圧縮の方法は簡単で、
 エクスプローラの右クリックでプロパティを表示した上で、「詳細設定」を選択します。
 すると、「属性の詳細」の小画面が表示されます。
 ここで、「圧縮属性または暗号化属性」で「内容を圧縮してディスク領域を節約する」にチェックを入れて、「OK」を押します。
属性変更の確認  「属性変更の確認」の小画面が出るので、「このフォルダ、およびサブフォルダとファイルに変更を適用する」にチェックを入れて、「OK」します。

これだけです。


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クリーンアップで古い復元ファイルを削除

 ハードディスクのプロパティを開いて、「ディスクのクリーンアップ」を使うと、簡単に不要ファイルを削除できます。
 このときに、合せて、古い復元ファイルを削除すると、ディスクのムダ使いが、なくなります。
 この操作でも、直前の復元ファイルは削除されないので、安心です。

 パソコンのパッチ更新や新しいソフトの導入でトラブルがあって、前の状態に戻したい場合、直前の状態に戻すことはあっても、更にその前の大昔に戻すことは、現実にはありえません。古い復元ファイルは削除しても大丈夫なのです。

 追記:「C:\WINDOWS\SoftwareDistribution\Download」を削除

 クリーンアップしても、まだ C ドライブの空き領域が少ない場合は、下記のフォルダの中身を削除します。
 C:\WINDOWS\SoftwareDistribution\Download\
 参考:
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1073patchdel/patchdel.html


「ハードディスクのクリーンアップ」を選択  ハードディスクのプロパティの「全般」の「ハードディスクのクリーンアップ」を選択します。
 
削除対象にチェックを入れてから、「詳細オプション」  ディスク クリーンアップで、削除対象にチェックを入れます。
 そして、「詳細オプション」タブに切り替えます。

 注:私は、ファイルを削除するときには、「ごみ箱」を使わずに、直接削除しています。
 一方、「デスクトップ」を「ごみ箱」属性にして、「デスクトップ」を目で見て削除しているので、「ごみ箱」にチェックを入れていません。
 通常使い方の場合は、「ごみ箱」にもチェックを入れて、クリーンアップします。
 
「システムの復元」の「クリーンアップ」を押す  「詳細オプション」タブの「システムの復元」の「クリーンアップ」を押します。
 
削除に、「はい」を押す  削除するか聞いてくるので、「はい」を押す。
 
「はい」を選択  しつこく聞いてくるので、「はい」を選択すると、元の画面に戻ります。
 ここで、さらに「OK」を押します。
 ディスクの空き領域が、増えたでしょう?
 
「システム ファイルのクリーン アップ」を押す
 Win7 の場合は、「システム ファイルのクリーン アップ」を押します。
 
システムの復元とシャドーコピーの部分の「クリーンアップ」を押す
 これで、初めて「詳細オプション」タブが表示されます。

 ここで、システムの復元とシャドーコピーの部分の「クリーンアップ」を押します。
 
「Windowsのアップグレードにより破棄されたファイル」にチェックを入れる
「Windowsアップグレードログファイル」にチェックを入れる
 Win Vista から Win7 にアップグレードした場合は、C ドライブの直下に、$INPLACE.~TR と $WINDOWS.~Q という名前の、大きなフォルダが残ります。

 これらは、
「Windowsのアップグレードにより破棄されたファイル」と、
「Windowsアップグレードログファイル」です。

 これを消すと、1G 程度ハードディスクの空きが、増えるでしょう。

 
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スキャンディスクでハードディスクの整合をとる

 ハードディスクは、物理的に「目次」部分と「本文」部分に分かれてできています。
 パソコンの画面が固まったりして、パソコンのスイッチを強制的に切断したりした場合に、データの書込の途中だったりすると、この「目次」部分と「本文」部分の整合が崩れます。
 これをほっておくと、次から次へと「つじつま」が合わなくなり、データやプログラムがだめになります。

 このため、パソコンを異常終了させた後、起動したときには必ずスキャンディスクをするようにしましょう。(最近のパソコンは自動でスキャンディスクが走りますが、たまには自分でやると良いでしょう。)
 スキャンディスクは、左下の「スタート→プログラム→アクセサリ→システムツール→スキャンディスク」で表示されます。
 スキャンディスクのパラメータは、「標準」の「エラーを自動的に修復」を使用します。スキャンディスクの「詳細」のオプション設定は、下記がお薦めです。
スキャンディスクの推奨オプション設定


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不要な一時ファイルを削除する

 Win98以降のパソコンを持っている人は、下記の操作は、「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「ディスククリーンアップ」で一気にできます。

 パソコンが異常終了したときや、出来の悪いソフトを動かすと、ハードディスクに一時的に作られたファイルが、消されずに残ってしまいます。
 エクスプローラで、C→WINDOWS→TEMPと、たどって下記を表示します。
 そして、更新日付の欄を2回クリックすると、日付の逆順に並び替え(ソート)されます。
 ここで、昨日の日付以前のものを、全て削除します。
(万一、当日の今使っている、一時ファイルを削除指定してしまっても、「削除できません」と言われるだけなので安心して削除してください。)

 削除方法は、[Shift]+[Delete]です。ただ[Delete]だけだと、データが「ごみ箱」に移るだけです。

 掃除をしたことの無い人は、これでハードディスクの空き領域を、ずいぶん稼げるはずです。
WINDOWSのTEMPフォルダの内容例


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不要な残骸やログファイルを削除

 Win98以降のパソコンを持っている人は、下記の操作は、「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「ディスククリーンアップ」で一気にできます。

 つまり、エクスプローラを使って、下記のように個別に処理従する必要があるのは、今だにWin95のパソコンを使っている人だけです。ただ、Win98〜のパソコンの人も、「ディスククリーンアップ」が何をやっているのかの背景として、下記を知っておくことはムダではないでしょう。

 パソコンが異常終了したときに、ハードディスクのCドライブの直下に、「FileXXXX.chk」という、データの当該部分の残骸ファイルを残します。
Cドライブの直下の内容例

 このファイルは、ほとんど役に立たず、システムを不安定にする(Cドライブの直下のファイル数には制限がある)場合も有るので、削除します。

 また、エクスプローラの、「ツール」→「検索」→「ファイルやフォルダ」で、名前に「*.log」と入力して、Cドライブ全体を検索してみましょう。ここで表示されるファイルは、何かのログ・ファイルです。システムの経歴に興味が無いなら、削除してもかまわないものがほとんどです。

【注】:log とは、航海[空]日誌・自動車旅行日誌のことで、コンピュータ関係では、処理の結果の履歴を書き出したファイルを言います。ログ・ファイルの拡張子は .log が多く使われます。

 ここまで来たら、ついでに、エクスプローラの、「ツール」→「検索」→「ファイルやフォルダ」で、名前に「*.bak」と入力して、Cドライブ全体を検索してみましょう。ここで表示されるファイルは、何かのバックアップ・ファイルです。内容を確認して、明らかに不要だと分かるファイルは、削除できます。よく分からない場合は、残しておいた方が無難です。


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インターネットの参照履歴を削除する

 インターネットを見た後、その結果(見た画面そのものも)は、パソコンに残ります。
 これは、再度同じ画面を見るときのスピードアップを考えたものですが、通常、次に見るときにはホームページの内容は更新されていることが多いので、ハードディスクの無駄づかいになっている場合が多いのです。
 また、パソコンで「思わしくない」画面を見てしまった場合にもこれが残っているため、パソコン通のご子息から、「お父さん何見てたの?」と言われることにもなるので、まめに消したほうが良いでしょう。

履歴の消し方:
「Internet Explorer」のメニュー デスクトップの「Internet Explorer」アイコンを右クリックするとメニューが表示されます。ここで、「プロパティ」を選択します。もしくは、インターネット・エキスプローラの画面を表示した状態で、メニューの「ツール」→「インターネット オプション」をクリックします。

一般的に、マウスで右クリックしたときには、その状況に有ったメニュー(コンテキスト・メニュー context:文脈,状況)が表示され、結構便利に使えます。あちこちの場面で右クリックしてみてください。

インターネット一時ファイルを削除する画面  すると右の画面が表示されます。この「全般」タブの「インターネット一時ファイル」の「ファイルの削除」と「履歴のクリア」を押します。

(意識的に、履歴を見たいときは、この画面で、「設定」→「ファイルの表示」を押します。またはエクスプローラで、C→WINDOWS→Temporary Internetと、たどって表示します。ここで、「種類」の項目をクリックすると、種類順に保存ファイルが並べ替えられるので、お宝ファイル(例えば写真なら *.jpg、MIDI音楽なら *.mid、Flashアニメなら *.swf)を見つけて、適当なフォルダにコピーします。)

 Vista のパスは、以下です。
C:\Users\名前\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files

 不要な「個人を特定できる情報を使用する」Cookie も、この画面で削除できます。

インターネット・エクスプローラのオプション指定画面  ちなみに、ここの「詳細設定」タブのセキュリティで、「ブラウザを閉じたとき・・を空にする」にチェックを入れると、ブラウザを閉じたときに自動で一時ファイルを削除してくれます。
 ハードディスクの容量の小さいパソコンを使っている場合は、ここにチェックを入れると良いでしょう。


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ハードディスクの整頓

 ハードディスクのゴミデータを削除(整理)した後は、最後の仕上げの整頓(よく整った状態にすること)です。

 マイコンピュータをクリックで開いて、Cドライブを右クリックしてプロパティを開きます。ここで、ツールの「最適化」を実施するのです。

 なお、「最適化」には、ディスク容量にもよりますが、1時間程度かかることが有ります。パソコンを使わなくて良い時間帯に実施してください。
 最適化を実施しているとき、詳細表示で、ファイルを整頓している状況が動画で見られます。
ディスクの最適化の指定画面


 Vista の場合は、Smart Defrag の項を参照下さい。


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DataStore を削除

 私の Windows XP マシンが、電源起動後、ハードディスクへのアクセスがやたら長いので、タスクマネージャで調べたところ、wuauclt.exe が動いていました。
 ネットで確認したところ、「wuauclt.exe」は、Windows Updateの履歴監視のプログラムで、過去履歴のデータ不具合や、データ量の増加で、動作が遅くなることがあると書かれていました。
http://www.inoran.com/2009/05/windows-xp-wuaucltexe_24.html
http://www.inoran.com/2012/05/windows7-datastoreedb.html
http://freesoft.tvbok.com/tips/optimise_vista/datastore_edb.html
http://support.microsoft.com/kb/875560/ja

 上の手順に従って、DataStore フォルダの中にあるすべての内容、つまり、
C:\WINDOWS\SoftwareDistribution\DataStore\DataStore.edb
と、Logs フォルダを削除してみました。
しかし、再起動すると、また同じデータベースが生成されて、効果は有りませんでした。
(-_-;)

 ウイルス・チェックの対象から、このデータベースを外すこともしてみました。しかし、これも、体感できる効果は有りませんでした。

 追記:
 そこで、XP の自動更新を無効にしてみました。これは効果がありました。(^_^)v

ウイルススキャンの除外

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