FreeBASIC マニュアルのトップに戻る

FreeBASIC ProPgComments

目次→教本→プログラマーのための案内Comments←オリジナル・サイト

コメント 左にメニュー・フレームが表示されていない場合は、ここをクリックして下さい

←リンク元に戻る プログラム開発関連に戻る

コメントは、コンパイラが無視するテキストの領域ですが、プログラマの役に立つ情報を記述するために、使います。
唯一の例外は、あるタイプのコメントに現れる、metacommands です。

単一行コメント
単一引用符 (') は、コメントを示すのに使います。ソース行の、他のキーワードが並んだ後にも、この単一引用符を使うことができます。
行の、単一引用符以降の部分は、コメントとして扱われます。


' コメント・テキスト


コメント文: Rem
Rem で始まるソースコード命令文は、その行がコメントであり、コンパイルされないことを示します。
FreeBASIC では、Rem はソース行の他のキーワードの後に表示されることもあり、動作は上記と同じです (ステートメントの残りの部分のみがコメントとして扱われます)。


Rem コメント


複数行コメント
複数行コメントは、記号 /''/ でマークされています。二つの記号の間の、すべてのテキストは、コメント・テキストとみなされて、コンパイルされません。

複数行コメントは、複数の行にかかることができます。また、命令文の途中で使うこともできます。
コメントの終わり以降、命令文は、いつものように解析され続けます。(コメントが、改行をまたいでいても、同様です。)

/' 複数行
   コメント '/

Print "こんにちは" /' 埋め込みコメント'/" 世界"
Sleep


注意:
FreeBASIC は、複数行コメントではなくても、終了のコメント・マーカーに遭遇すると、単一引用符による通常の単一行コメントとして、扱います。
(終了のコメント・マーカーは、単一引用符で始まるからです。)

入れ子にされたコメント
複数行コメントは、その中に、他の複数行コメントを含めることができます。
それぞれの内側のコメントには、それ自身の、コメントの開始・終了のマーカーがあります。

/'
    これは、コメントです。
    /'
    これは、コメントの中のコメントです。
    '/
    これは、コメントです。
'/
 

複数行コメントは、下位レベルの入れ子にされたコメントを、無制限に含むことができます。
FreeBASIC は、より多くのマーカーのために、終了コメント・マーカーの数が、開始コメント・マーカーの数に達するまで、すなわち、開いたすべてのコメントが閉じるまで、複数行コメントを分析し続けます。

行継続の後の、コメント
単一行コメントは、複数行命令文の、行継続文字 ( _ ) の後に来ることができます。
しかし、FreeBASIC は、行継続文字の後方はテキストを分析しないので、行継続文字の後に、複数行コメントの開始を置くことができません。

Print _ ' 行
    "これは、前行の命令文の続きです。"
Sleep


Metacommands
$static$include などのメタコマンドは、単一行のコメントに置くことができます。
$ 記号とキーワードは、空白を含めず、ステートメントの最初の 2 つでなければなりません。

Rem -lang fblite か qb でコンパイルします

#lang "fblite"

Rem $Static
' $include: 'vbcompat.bi'


単一行コメント構文解析
単一行コメントでは、FreeBASICは、metacommand がないかどうかチェックするために、コメントを分析します。
FreeBASICは、複数行コメントを見つけると、FreeBASICは、通常のコメントとして扱って、終了コメントマーカーの後を、単一行コメントとして、分析し続けます。

FreeBASIC が、単一行コメントを分析するのを防ぎたいなら、別の単一引用符(')を、コメントの始めに置いてください。
FreeBASIC は、複数行コメントのマーカーと metacommands を含む、行の後ろを、普通のテキストとして、分析せずに無視します。
また、コメントで遭遇する他の単語も、構文解析されません。


'' $static <-- 分析されないでしょう
'' この複数行コメントマーカー ("/'") は、無視されます
Print "この行は、コメントではありません。"
Sleep


例:
/' これは、複数行コメントの
コメント行の
例です'/

Rem これは、単一行コメントです

'これは、単一行コメントです

Dim a As Integer   '命令文の後ろのコメント

Dim b As /' ここでも、コメントできます '/    Integer


#if 0
    バージョン 0.16 以前では、 これは
    複数行コードで
    コメント・アウトする唯一の方法です
#endif


参照:
プログラマーのための案内に戻る
←リンク元に戻る プログラム開発関連に戻る

ページ歴史:2016-03-13 12:30:46
日本語翻訳:WATANABE Makoto、原文著作者:JeffMarshall

ホームページのトップに戻る

表示-非営利-継承