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FreeBASIC のマニュアルで使われる字句の、簡潔な定義と説明です。

索引:
A - B - C - D - E - F - G - H - I - J - K - L - M - N - O - P - Q - R - S - T - U - V - W - X - Y - Z - 日本語


A

abstract member function
抽象メンバ関数
body を持たないメンバ関数。宣言された型よりも、派生した型のメンバ関数によって上書きされなければならない。
Abstract (member)を参照。 Abstract (member) を参照下さい。

access rights
アクセス権

アクセスのレベルは、TypeClass メンバーに関連しています。
公開メンバーは、どのコードにもアクセスできます。
保護されたメンバーは、メンバー関数と、派生している TypeClass メンバー関数に、アクセスできます。
非公開メンバーは、その TypeClass のメンバー関数だけに、アクセスできます。
デフォルトで、Type メンバーは、公開アクセス権限があります。一方、Class メンバーは、非公開アクセス権です。

any pointer
any ポインタ

変数または式で、どこのメモリ・アドレスを示すのか分かっていないもの。少なくともコンパイラの観点で、そのアドレスに、どの型のデータが格納されているか、分かっていないものです。
C では、これは、ボイド・ポインタ(どの型のポインタかを明示しないポインタ)か、(void *) と同じです。
ptr を参照下さい。

archive
アーカイブ(保存記録)

保存記録は、グループか、コンテナ形式に詰め込まれたファイルです。通常、詰め込む前か、詰め込んだ後、圧縮されます。
典型的なコンテナ形式は、GNU Tar と Zip です。
典型的な圧縮形式は、Gzip と Zip です。

argument
引数

手続きに渡されるデータ。
手続きは、手続きのパラメータ・リストのパラメタを使って、引数のデータを参照します。

argument passing convention
引数を渡す規則

手続きに引数を渡す方法は、参照渡し値渡し かのどちらかです。
引数を手続きに受渡す を参照下さい。

array (container)
配列 (コンテナ)

データの集まりで、その要素は、メモリに近接して蓄えられます。(昇順で、次々とつながった状態で)。
このため、配列は、その要素に、ランダム・アクセスできます。(いつでも、要素を指定してアクセスできます)。
入れ物の最後の部分以外で、要素を挿入や除去する場合は、その後ろに続く要素は、メモリ上で再配置される必要があります。
このため、効率的に挿入や除去を行う必要があるときは、通常、連結リスト(LinkedList) の方が、好ましいです。

assembler
アセンブラ

実行可能プログラムに、ソースコードを翻訳するための、ツール・チェーンの構成要素です。 アセンブラは、コンパイラによって出力される、低レベルのアセンブリ指示記憶用コードを、オブジェクト・コードに変換します。

assignment
代入

代入は、コンピューティングの基本作業の1つです。
この作業の意味は、変数によって指し示された記憶域に、値をコピーすることです。
値とは、直定数や、別の変数や、または何らかの式の結果です。
TypeClass のインスタンスのために、これは、その代入演算子の一つと呼ぶことを含みます。
初期化と混同しないようにして下さい。

automatic storage
自動記憶域

呼び出しスタックの記憶域を参照します。
ローカルの手続き変数、オブジェクト、配列は、手続きが呼ばれるとき、自動記憶域に、割り当てられます。 ローカルの手続き変数、オブジェクト、配列は、 定義されるときに初期化されて、それらが宣言されている範囲を出るとき破壊(オブジェクトの場合)されて、手続きから戻るときに、割り当て解除されます。

automatic variable/object/array
自動の 変数/オブジェクト/配列

自動記憶域がある、変数、オブジェクト、または配列。

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B


byref
参照渡し

Byref は、引数を、手続きに、参照で受渡しするように、指定します。
参照で渡された引数は、手続きで変更されます。変更は、呼び出し側で見ることができます。

byval
値渡し

Byval は、引数を、手続きに、値で受渡しするように、指定します。
手続きは、渡された引数のコピーを受け取ります。
TypeClass のインスタンスでは、これは、そのコピー構築子を呼んで、一時的なオブジェクトとして、インスタンスを作成させることになります。
これらの一時記憶は、手続きを出るときに、破壊されます。

binaries
バイナリ

バイナリは、ソースコードの最終結果です。
バイナリは、実行可能ファイル(windows では、.exe)、静的ライブラリ・ファイル(.a)、動的ライブラリ・ファイル(windows では、.dll、Linux では、.so)、リロケータブル・オブジェクト・ファイル(.o)、を含んでいます。

.BSS section
.BSS (Block Started by Symbol)セクション

実行可能プログラムの部分で、プログラムが開始するときだけ、ゼロ・バイトになっています。
全てのバイトがゼロなので、実行可能ファイルの最終的なサイズは、初期化されていないデータか、このセクションでゼロに初期化されたデータを置くことで、しばしば減少させることができます。

buffer
バッファ

メモリの領域で、データを他のどこかにコピーする前に、データを保存したり、操作できるようにします。
通信装置では、これは、まだ処理するために、受信の途中か、送信の途中のデータを、保持します。
描画では、バッファは、画面にコピーされる前の画像を、含みます。

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C


call back
呼び戻し

制御機構で、呼び出し側に、手続きが、通常、関数ポインタを通して、呼び出し側によって提供された、別の手続き(呼び戻し)を、呼ばせるようにします。

call stack
呼び出しスタック

プロセスやスレッドのために、予約されたメモリの塊で、手続きが呼ばれるとき、手続きが必要とする、様々な情報を保存するためのスタックとして、使われます。
呼び出しスタックの上に保存されている情報は、ローカルの自動的変数、オブジェクト、および配列データです。通常、手続きに渡される全てのパラメータがあります。
これらの項目は、呼び出し側か、呼び出される側で、手続きが呼ばれるとき、使われる呼び出し規則に従って、割り当てられて(呼び出しスタックに、押し込まれます)、手続きが戻るとき、割り当て解除されます(呼び出しスタックから取り出されます)。
この予約メモリーの、初期と、最大のサイズは、プラットホームで異なります。

caller
呼び出し側

誤った名称は、手順が呼ばれるコードで、ポイントを参照するために、使われました。

cast
型変換

型変換操作は、指定された規則を使って、1つのデータ型を、別のものに、変えます。
Type 構造は、どんな内在のデータ型、そして/または、他の TYPE、のためにも、あつらえの Cast を実装することができます。
Cast を参照下さい。

code block
コード・ブロック

ソース・コードのいくつかの行を、共有される少なくとも1つの共通の範囲として、一つにグループ化されたものです。
例えば、手続きのコード・ブロックは、SubEnd Sub の間のコードの、すべての行です。

com port
com ポート

シリアル通信ポート(serial communications port) の省略名。
プログラムは、モデムや、別のコンピュータなどの、外部の装置と、com ポートを通して、通信できます。
(今日では、懐かしい comポートは、USB が好まれて、非推奨になっています。)
Open Com を参照下さい。

compiler
コンパイラ

コンパイラは、ソースコードを受取って、これを、マシン・コードか、オブジェクト・コードに、変換する、コンピュータ・プログラムです。

compiler directives
コンパイラ指示文

これらは、プログラムのテキストに含まれている指示で、コンパイラの振る舞い方に、影響します。
例えば、コンパイラは、1つのセクションのコードか、目標オペレーティング・システムに依存する別のもの、を含めるように、指示されるかもしれません。

compound statement
複合文

1つ以上の付加的な命令文で構成された、命令文。
通常、複合文は、開始(開始命令文)、中央(命令文ブロック)、および終了(終了命令文)、で構成されます。追加部分がある場合もあります。
複合文の例は、IFFUNCTION です。

constant
定数

プログラムの実行の間中、一貫した値を保持する、シンボル。
Const を参照下さい。

constructor (モジュール)
構築子 (モジュール)

特別な型のモジュールレベルの手続きで、モジュールレベル・コードが流れる前に、自動的に呼ばれます。
Constructor (モジュール) を参照下さい。

constructor (TYPE or CLASS)
構築子 (型かクラス)

TypeClass の特別なメンバー関数で、オブジェクトが例示(インスタンス)化されるときに、呼ばれます。

contravariance (TYPE or CLASS)
反動(型かクラス)
Type または Class の、型付け規則で、最初に指定した型よりも、一般的な(派生でない)型を使用できます。

covariance (TYPE or CLASS)
共分散(型かクラス)
Type または Class の、型付け規則で、最初に指定した型よりも、一般的でない(より派生の)型を使用できます。

CVS
バージョン管理システム(Concurrent Versions System)。
ソースが保存されている Sourceforge に実装された、ファイル・マネージャ。これは、開発者が登録した変更の歴史を、保存します。
過去に、FB でも使っていました。
(SVNGIT も参照下さい。)

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D



.DATA section
.DATA セクション

実行可能プログラムの部分で、プログラムが稼働している間に、変えることができるデータです。

debugger
デバッガ

コンパイルされるコードを、制御しながら実行できる、プログラム。
変数の値を追跡したり、実行を中断したり、段階的実行や、加速実行など、できます。
デバッガは、通常、'バグ'と呼ばれる、ソース・コードの中のプログラマの誤りの部分を、見つけやすくするために使われます。

declaration
宣言

ソース・コードの命令文で、シンボル、定数、変数、手続き、データ型、などを、コンパイラに紹介します。このために、スペースを、割り当てる必要はありません。
DimDeclareExternType を参照下さい。

definition
定義

ソース・コードの命令文で、データかコードのために、スペースを割り当てます。
例えば、Sub は、手続きが含むプログラム・コードのために、スペースを割り当てるために、手続きを定義します。
いくつかの命令文は、宣言と定義の両方を兼ねることができます。
例えば、Dim は、変数を、宣言するとともに、定義します。

dereference
逆参照

指定されたアドレスに格納されている変数に(読み取りおよび書き込みで)アクセスすること。
演算子*(の値)ポインタ を参照してください。

descriptor
記述子

内部データ構造を示すもので、コンパイラとランタイム・ライブラリによって、可変長文字列と配列を管理するために使われます。

destroy (TYPE or CLASS)
破壊 (型かクラス)

オブジェクト・インスタンスのメモリ構成を解除し、割り当てを解除する動作。
オブジェクトが破壊されるとき、その解体子が呼ばれます。
これは、オブジェクトが範囲から出るか、または Delete(命令文) がオブジェクトへのポインタで呼び出されたときに、自動的に発生します。

destructor (モジュール)
解体子 (モジュール)

モジュール・レベル手続きの特別な型で、プログラムの終了処理で、自動的に呼ばれます。
Destructor (モジュール) を参照下さい。

destructor (TYPE or CLASS)
解体子 (型かクラス)

TypeClass の特別なメンバー関数で、オブジェクトが破壊されるときに、呼ばれます。

dll
dynamically linked library の省略記述。

DPMI
16ビットのリアルモード DOS カーネルで、プロテクト・モード・コード(ほとんどの 32ビットも)を実行できるようにする、メソッド/規格。
FreeBASIC の DOS バージョンだけに影響します。
DOS related FAQ も、参照下さい。

DJGPP
DOS を走らせる、インテル 80386 (および、より高次) PCのための、完全な 32ビットの C/C++ 開発システムで、多くの GNU 開発ユーティリティのポートを含んでいます。

dynamically linked library
動的に結合されるライブラリ

実行コードを含むファイルで、別のアプリケーションが開始するとき、この別のアプリケーションによってロードされます。
また、dll とか、共有ライブラリ、と呼ばれます。
共有ライブラリ (DLL) を参照下さい。

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E


enum
特定の順序で与えられた、名前付きの値の並びで制限された、データ型です。
Enum を参照下さい。

executable
実行可能

実行できる、バイナリーファイル。
リンカにより、一緒に結合された、ライブラリとオブジェクト・ファイルで、構成されます。

exit sub/function
手続きの途中で呼ばれると、手続きを離れて、手続きを呼んだプログラムに、制御を戻します。

expression

命令文を、実行する指示で、値を、評価して返します。

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F


field
項目

一般的に、TypeClass のデータ・メンバーを、言います。

file number
ファイル番号

Open で与えられている、開かれたファイルかデバイスと関連する、整数です。
開かれたファイルかデバイスに対する、すべての後作業は、同じファイル番号を使わなければなりません。

format string
書式の文字列

データの、表示のしかたを制御する、文字の並び。
FormatPrint Using を参照下さい。

function
関数

Function を使って定義された手続きで、付加的にパラメタを取ることができ、値を返します。

function pointer
関数ポインタ

関数のアドレスを含む、変数。
プログラムが、呼び戻し関数のように、動的なプログラム・フローを考慮に入れて実行しているとき、変数が指すアドレス(関数)は、変わることができます。

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G


get/put buffer
画像バッファ を参照下さい。
FreeBASIC のネイティブ形式の、画像バッファ。

GIT
ソースが保存される Sourceforge に実装されるファイル・マネージャです。
これは、開発者によって導入された変更の履歴を保持します。
現在 FB によって使われています。(CVSSVNGit を参照下さい。)

global variable
広域変数

複数のモジュールに渡って、モジュールの全ての範囲の手続きで見える変数。
CommonExtern を参照下さい。

GNU
無償で所有権を保持しない、Unix のようなオペレーティング・システムを提供することを主なゴールとする、多人数による協業プロジェクト。

GPL
GNU General Public License (一般共有ライセンス)の頭文字:ソフトウェアと他の種類の作品のためのライセンス。
オープン・ソースは、ユーザーに、プロジェクトを、GPLの下で、オープン・ソースの状態に保つことを義務づけます。

graphics primitive
描画基関数

描画基関数とは、円と長方形のような、一般的な形を示す、別の用語です。

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H


hash table
ハッシュ表

与えられたキーに対応する値を、効率的に参照できるようにするために、値とキーを関連づけたデータ構造。

header
ヘッダー

データの集まりの中で、これは、一般に、データの最初の部分で、残りの部分を説明するものです。
(ヘッダー)ファイルは、インクルード・ファイルを示します。
FreeBASIC では、通常、ファイル拡張子 '.bi' を使います。

heap

ランタイム・ライブラリ(および、オペレーティング・システム)によって提供される、メモリ(空き領域)の領域をいいます。プログラムは、動的にメモリを割り当てることができます。
Allocate を参照下さい。

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I


image buffer
画像バッファ

画像を描写するために使われるデータの集まり。 幅、高さ、色の濃さ、ピクセルデータのような情報を、含んでいます。

include file
含めるファイル

ソースファイルの一種で、通常、他の1つ以上のソース・ファイルが参照する、変数と手続きのための、型定義と宣言を含んでいます。
一般に、これらのファイルは、いくつかのモジュールに、公開のインタフェースを提供します。#include されているファイルは、全くどんなテキストも含むことができます。

inheritance (TYPE or CLASS)
継承(TYPEまたはCLASS)
継承は、Extends 宣言を使って、基本型から型を派生することです。
基本型のメンバーは、派生型のメンバーになります。
基本型の Private メンバーは、派生型から直接アクセスできませんが、基本型の PublicProtected メンバーへの呼び出しを介してアクセスできます。

initialization
初期化

変数を作成する時点で、変数に値を与える行為。
オブジェクト・インスタンスの場合、初期化は、オブジェクトの構築子のひとつを呼ぶことを伴います。
代入と混同しないように。代入は、既に存在する変数に、別の値を与えることです。

instance
インスタンス

TypeClass の、例示化されたオブジェクト。

instantiate
例示化

TypeClass のオブジェクトを作成する行為。
Dim で直接に、あるいは、例えば、オブジェクトを手続きに値渡しすることによって、間接的に、オブジェクトを作成します。

invariance (TYPE or CLASS)
不変性(TYPEまたはCLASS)
TypeClass の 型付け規則で、最初に指定したものとまったく同じものを使う必要があります。

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J


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K


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L


library
ライブラリ

他のプログラムを作るときに利用できる、一つのファイルに保存された、コンパイル済みコード。
ライブラリは、通常、ライブラリを使うために、必要な全ての宣言を提供するための、1個以上のヘッダー(または、include ファイル) を持っています。

linked list (container)
連結リスト (コンテナ)

データの集まりで、データの要素は、通常、山に保存されます。
連結リストの要素は、隣の要素のアドレスを保存します。このため、順アクセスだけが可能です。(隣接した要素に、リンクで続くことで、要素はアクセスされます。)
この枠組みは、入れ物のどこでも、一定時間で、要素を挿入できます。
このため、しばしば配列より好まれます。
参考:
連結リストを参照下さい。
http://wwws.kobe-c.ac.jp/deguchi/c/list/llist.html

linker
リンカ

複数のモジュールとライブラリを、コンピュータのメモリにロードして、コンピュータに動作させる、一つの実行可能形式に、結合するプログラム。
FreeBASIC は、LD リンカーを使います。
リンカーは、実行可能形式を生成するための、唯一でないが、最も一般な方法です。 指示の、完全な集合を形成するために、多くのプログラムを結合するプログラム。この指示は、コンピュータのメモリにロードされて、コンピュータを従わせることができます。

LGPL
GNU Lesser(軽い) General Public License の省略呼称。
GNU GPL に似ています。しかし、より寛大で、LGPL な仕事に、静的にリンクした、(L)GPL でない仕事を許容します。
これは、新しい仕事が、LGPL の部分が、再びリンクされても、リンクを取替えても良いことを意味します。

LHS
"Left Hand Side(左側)"の頭字語。

local variable
局所変数

変数が宣言された範囲の中だけで、見える変数。プログラム実行が、その範囲を出るとき、破壊されます。

lock

同期機構で、ただ1つのスレッドかプロセスだけが、共有オブジェクト (例えば、広域の変数、デバイス、またはファイル) にアクセスできます。

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M


member
メンバー

データ項目、手続き、列挙、型別名、または、他のもので TypeClass 定義で宣言されたもの。

member data
メンバー・データ

TypeClass と関連する変数。
メンバー・データには、静的と、非静的の2種類があります。

member function
メンバー関数

TypeClass と関連する手続き。
メンバー関数は、その型かクラスのメンバーへの、完全なアクセス権を持っています。
メンバー関数には、静的と、非静的の2種類があります。

method
メソッド

メンバー関数 を見てください。

module
モジュール

ソース・ファイル全体です。存在していれば、全てのインクルード・ファイルも含んでいます。
通常、モジュールは、お互いに関連するプログラムの部分を含む、コードの論理単位です。
例えば、ゲームを作るなら、描画自身のモジュールで、描画を制御する手続きから、ログインしているエラーのために必要な手続きを、切り離すかもしれません。

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N


non-static member data
非静的メンバー・データ

メンバーデータで、TypeClass の各インスタンスが、それら自身のコピーを手に入れるものです。

non-static member function
非静的メンバー関数

メンバー関数 で、引数として、暗黙の This 参照があるもの。

null
ヌル

通常、'何もない' 値を意味するポインターと結びついた定数。
通常、この値は、整数 '0' (ゼロ) です。 - zstring に付く 'NULL 終結子' は、chr(0)、または asc(!"\0") です。- しかし、Cast(any ptr, 0) のように、ポインター型としても、定義できます。

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O


object (built-in TYPE or CLASS)
オブジェクト(組み込み型またはクラス)
Object は、ビルトイン型で、Extends 宣言を使って、すべての派生型に対して実行時型情報(Run-Time Type Information:RTTI)を提供します。Operator Is で使用できるようにし、Virtual および Abstract メンバ関数をサポートします。

object code
オブジェクト・コード

機械可読な形式のコードで、コンピュータの CPU とオペレーティング・システムを使って、実行できます。
通常、実行可能ファイルを作成するために、ライブラリにリンクされます。

operand
演算対象

引数の一つで、演算子に渡されます。
例えば、式 a = b + c で、演算対象は、abc です。演算子は、=+ です。

operator
演算子

1つ以上の演算対象(引数)を取って、値を返す、関数。
演算子は、内蔵のデータ型で使うことができます。また、ユーザ定義型で、多重定義することができます。
演算子 を参照下さい。

overload
多重定義

同じ名前を持っている手続きを、異なったパラメタとともに、別のものとして宣言します。
自由な関数、またはモジュールレベルの関数は、Overload キーワードを使って多重定義することができます。
TypeClass メンバー関数は、デフォルトで多重定義することができます。

override
オーバーライド(上書き)
メンバ関数が、宣言された型よりも、派生していない型の Virtual または Abstract メンバ関数をオーバーライドする必要があることを指定する属性。
Override 属性を使うと、コンパイラは、メンバ関数が、何かを上書きしない場合、エラーを表示します。

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P


page buffer
ページ・バッファ

画面の内容を、画面上に表示する前に、保持するために使われるバッファ。
複数のページバッファが使えるところでは、1ページだけが、ユーザに見えて、他のすべてのものは、隠れています。
アクティブ・ページ(変更されるページ)も、見えるページである必要はありません。ページを変更すると、別のページが見えることになります。

parameter
パラメタ

手続きで使われる名前で、手続きに渡される引数に対応します。

parameter list
パラメータ・リスト

手続きの宣言か定義の中で、丸括弧で囲まれて、コンマで切り離された、パラメータのリスト。

PDS
Professional Development System.
時々、QB 7.1 と呼ばれます。

pitch
ピッチ

画像か、画面バッファの、行あたりのバイト数。
行の間で、詰め物(水増し)がなければ、ピッチは、width * bytes_per_pixel で計算できます。しかし、この仮定が、必ず安全である、というわけではありません。
画面のピッチは、Screeninfo を使って見つけることができます。そして、画像のヘッダーで pitch 値をチェックすることによって、画像バッファのピッチを見つけることができます。

pointer
ポインタ

アドレスを保持するために使われるデータ型。
ポインタの種類は、アドレスのデータがどのように解釈されるか、を決定します。そのタイミングは、ポインタが逆参照されるか、または 演算子 -> (メンバーアクセスへのポインタ) と共に使われるときです。
Pointers を参照下さい。

polymorphism (TYPE or CLASS)
多様性(TYPEまたはCLASS)
多様性とは、オブジェクトの性質に応じて、異なる動作(異なる実装を使う)を提供する、オブジェクトの能力です。
具体的には、継承階層の実際の型の位置によって異なります。
多様性は、基本型の Virtual または Abstract メンバ関数を上書きすることによって実現されます。

preprocessor
プリプロセッサ

FreeBASIC のプリプロセッサは、Macros を拡張して、Defined 値を、それらの値に取り替えることに、関与します。

procedure
手続き

プログラムの他のどこかからでも呼ぶことができる、コード・ブロックの総称。
SubFunction を参照下さい。

property
特性

特性は、型/クラスのメンバーの、特別な種類です。項目(または、データメンバー)とメソッドの、中間的なものです。
Property を参照下さい。

ptr
pointer の省略表記。 pointer を参照下さい。

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Q


queue (container)
待ち行列 (コンテナ)

データの集まりで、先入れ先出し (FIFO) のストレージと、検索を提供します。
通常、要素は、最後部に挿入して、最前部から取り除くことができるだけですが、検索は、どちらの端にもアクセスできます。

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R


ragged array (container)
不調和配列 (コンテナ)

不調和配列は、異なった長さの行がある配列です。

real number
実数

あらゆる正負の数で、分数、無理数、超越数(pie など)とゼロを含みます。
実数を格納する変数は、限られた範囲を持っていて、精度は、数を表すためのビット数に依存します。
SingleDouble を参照下さい。

reference
参照
参照とは、メモリ位置のデータにアクセス(読み書き)するエンティティ(実体)です。
参照は、メモリ位置を値として持つポインタと考えることができます。そして、暗黙の内に参照解除されます。
参照:BYREF (変数)

registers
レジスタ

データ保存のための、CPU の中の場所。
80386 と、コンパチブル 32ビットのモデルは、EAX、EBX、ECX、EDX、ESI、EDI、EBP、ESP、およびいくつかの特別な(コントロール/テスト/デバッグ)レジスタがあります。
"Windows registry" とは関係ありません

RHS
"Right Hand Side(右側)"の頭字語。

RTTI
"Run-Time Type Information(実行時型情報)"の頭字語。
Object 組み込み型は、Extends 宣言を使って、それから派生したすべての型の RTTI 能力を提供します。Operator Is とともに使用できるようにし、Virtual および Abstract メンバー関数をサポートします。

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S


scope
範囲

プログラムの、構成要素 (変数や手続き) の、寿命と可視性について言及します。
例えば、手続きでの中で定義された変数は、手続きの範囲を持っています:
それは、手続き中で見えますが、手続きのコードブロックの外では、見えるというわけではありません。
手続きが終わると、変数は、範囲から出て行って、もう存在しません。

scope block
範囲ブロック

ソースのすべての行が、同じ範囲を持っている、コードブロック。
Scope 命令文で、範囲ブロックを明示することができます。
範囲ブロックは、また、If..ThenFor..Next および他の複合文の使用法に、内在しています。

shared library
共有ライブラリ

ライブラリで、システム上に一度存在すると、複数の実行可能ファイルが、実行時に、リンクできます。
共有ライブラリ (DLL) を参照下さい。

source code
ソースコード

プログラマによって書かれたコードで、人間が目で見て読める形式で、コンパイルする前の状態です。

stack (container)
スタック (コンテナ)

データの集まりで、後入れ先出し(LIFO)のストレージと、検索を提供します。
通常、要素は、スタックの上端から、挿入して、アクセスして、取り除くことができるだけです。

statement block
命令文ブロック

複合文でブロックされた(挟まれた)、一行または、複数行のコード。

static library
静的ライブラリ

リンク時に、プログラムにリンクされる、ライブラリ。
各実行可能ファイルがリンクするために、ライブラリの一つのコピーがあります。
すべてのデータは、実行可能な詳細です。
静的ライブラリ を参照下さい。

static member data
静的メンバーデータ

TypeClass の各インスタンスが共有する、メンバー・データ。
このデータは、どんな TypeClass の外でも定義されて、結果として起こるオブジェクト・インスタンス内で、スペースを全く取りません。

static member function
静的メンバー関数

引数として、暗黙の this 参照を持たない、メンバー関数
静的メンバー関数は、通常、変数を通して呼ばれます。または、直接、型の名前と、範囲の解決演算子を使って、呼ばれます。
Static (メンバー) を参照下さい。

static storage
静的記憶

実行可能ファイルの、.BSS.DATA 部分で参照される、記憶域です。
静的記憶を持つ、変数、オブジェクト、および配列は、コンパイル時に、割り当てられ、初期化されます。そして、プログラム終了処理で、破壊され(オブジェクトのケースで)、割り当て解除されます。
明示的に初期化された、変数、オブジェクト、および配列は、.DATA 部分に、割り当てられます。

static variable/object/array
静的 変数/オブジェクト/配列

静的記憶を持つ、変数、オブジェクトまたは配列。
注: 「静的配列/文字列」(「動的配列/文字列」ではなく)と表現するとき、ここで「静的」という用語は、配列/文字列のサイズについて言っています (「動的」ではなく固定長。可変長の用語)。
したがって、この「静的/動的」という用語は、データのストレージ型には適用されません。

sub
Sub を使って定義された、手続き。オプションで、パラメタを取ります。値は、返しません。

SVN
Subversion.
バージョン管理システムで、ユーザが、ソースとドキュメントに織り込まれた変更について、経過を追うことができます。
FB は、過去に SVN を使っていました。
(CVSGIT も参照下さい。)

SWIG
(Simplified Wrapper and Interface Generator)

C ヘッダーを FreeBASIC に、自動的に翻訳するツール。(常に完全とはなりません。)

symbol
シンボル

プログラムの中で、変数、ラベル、関数、メソッド、手続き、または他のプログラムに従った構造物を、参照するために、使われます。

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T


.TEXT section
.TEXT 部

実行可能プログラムの一部分で、プログラム命令と定数データを、含みます。

this reference
This 参照

TypeClass のインスタンスへの参照で、その型かクラスの、非静的メンバー関数に、隠された引数として、渡されます。
メンバー関数の中では、このインスタンスは、 this キーワードを使って参照されます。
This を参照下さい。

thread
スレッド

プロセス(プログラムの動作)の中の、実行スレッド。スレッドは、同じプロセスにある他のスレッドと、CPU の実行時間を、分け合います。
多重スレッド化サポート を参照下さい。

trace
追跡

ステップ毎に、プログラムの実行を確認することです。手動でソースコードを調べるか、デバッガを使って、もっと実用的に行うかの、どちらかです。

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U


union
共用体

整数、倍精度浮動小数点数、固定長などのように、異なった型の変数を、同じ位置に、ただし、一度に一つだけ、保存するために使うことができる、構造。
Union を参照下さい。

user defined data type
ユーザ定義データ型

TypeUnionEnumClass データ型。

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V


variable
変数

メモリのデータを表す、シンボル。

VBDOS
DOS のための Visual BASIC。
1992年以降、QBASIC に後継する、M$ による、歴史的な BASICコンパイラ。
DOS プラットホームは、すぐにすたりました。VBDOS は、普及しませんでした。

vector
ベクトル

索引番号でアクセスできる、メモリの一連のデータ項目。
配列と似ていますが、ベクトルの要素は、必ずしもメモリの単一ブロックの中にすべて保管されているというわけではない、という点が、配列と異なります。

virtual member function
仮想メンバ関数
宣言された型よりも、派生した型、のメンバ関数によって上書き可能な、メンバ関数。
Virtual (member) を参照ください。


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W


warning
警告

コンパイルの間に、コンパイラによって表示されるメッセージです。現在のコードに、問題があるかもしれないことを、示唆します。

wiki
情報を含むページ・セットの情報を提供するオンライン・システムで、この情報は、一般公衆が、見たり、変更したりできるようになっています。
この wiki の典型的な使い方として、FreeBASIC のオンライン文書を参照するために、利用しています。

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X


x86
80386 (および、これ以降) CPU アーキテクチャとの互換性のある、命令セットを示します。
FreeBASIC は、80386 とこれ以降のみをサポートします。

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Y


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Z


zstring
zstring は、要するに、標準の C スタイル文字列で、最後がヌル文字になっています。
このデータ型は、C ライブラリとの、緊密な互換性のために、提供されます。

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アクセス権
アーカイブ(保存記録)
アセンブラ
インクルードファイル
インスタンス
演算対象
演算子
オブジェクト・コード
オーバーロード
型変換
解体子
関数
関数ポインタ
画像バッファ

逆参照
記述子
局所変数
共有ライブラリ
共用体
警告
コード・ブロック
コンパイラ
コンパイラ指示文
構築子
項目
自動記憶域
自動の_変数/オブジェクト/配列
実行可能

書式の文字列
初期化
実数
シンボル
スタック
スレッド
宣言
静的ライブラリ
静的メンバーデータ
静的メンバー関数
静的記憶
静的_変数/オブジェクト/配列
ソースコード
代入
大域変数
追跡
定数
デバッガ
定義
手続き
動的に結合されるライブラリ
特性
ヌル
配列
バイナリ
バッファ
破壊
ハッシュ表
パラメタ
パラメータ・リスト
範囲
範囲ブロック
引数
引数を渡す規則
描画基関数
非静的メンバー・データ
非静的メンバー関数
ピッチ
複合文
ファイル番号
プリプロセッサ
不調和配列
ヘッダー
ページ・バッファ
変数
ベクトル
ポインタ
待ち行列
メンバー
メンバー・データ
メンバー関数
メソッド
命令文ブロック
モジュール

ユーザ定義データ型
呼び戻し
呼び出しスタック
呼び出し側
ライブラリ
リンカ
例示化
連結リスト
レジスタ
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ページ歴史:2019-07-11 04:02:38
日本語翻訳:WATANABE Makoto、原文著作者:JeffMarshall

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